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うわぁぁぁぁん、一難去ってまた一難…!!!
ということで、これを書いている2023年8月、またもや事件が起きております!

一言でいうと…

『上階からの水漏れのせいでアパート追い出されそうになったけどとりあえず数カ月家を空ければいいことになったのでボスニア行ってくるぜイェーイ!』

…え?意味がわからない?

私もわからんわ!!また落ち着いたら記事にしますので気長に待ってて~!というわけで前回の続きを始めましょう~!!

アテなし日本脱出から東欧移住したアラフォーが1年を振り返る
後編 2023年1月~6月

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※本記事の写真について
主にセルビアで撮ったものを混ぜつつランダムに載せていきます!もしかしたら過去アップしたものと同じのをあげちゃってるかもしれないけど許してね!

2023年1月 青天の霹靂!アラフォー女に突然のロマンスが!

冬の朝。

1月。振り返っている現在すでに8月ですが、今もし誰かに

『ゴメン、それ全部夢だよ…』

って言われたら、

『だよね!!!おかしいとおもったよ!!』

って叫べるくらい衝撃的な出来事が起こりました。

この冬は珍しく暖冬で、1月中旬まで毎日かなり暖かかった。後半からは雪がドカドカ。

事の始まりは去年12月、2週間も続くひどい風邪をひく前の私までさかのぼります。

気軽に遊べる友達がノビサドにおらず暇を持て余していた私は、Facebook ”セルビア在住 外国人コミュニティ”『明日暇な人いたらお茶しよ~』という誰かの投稿を見かけ、『はーい行きたいですー』とコメントして参加してみることにしました。

それまでもベオグラードやノビサドで何度か似たようなイベントに参加していたので、本当にただ暇つぶしに、なんの期待もせず…。

日本に居たときから”英語が話せるイベントならとりあえず顔つっこんでみる” 性分で、横浜、都内、その他の旅行先でランダムな言語交流イベントに顔を出しては、通りすがりの人との会話を楽しんでおりました。特に海外で参加すると本当に多国籍、世代も職業も全く違う人の話が聞けるのでとても面白い。自分と同じく一人旅する人と仲良くなってご飯食べにいったり、彼らの国の話を聞いて日本との違いを再発見したり、連絡先を交換して数年後に別の国で再会したり…。
自分の英語力のなさにへこむことも多いけど、それをモチベーションにまた頑張ろうって思えるのもメリットでした。

あ!
トラブルに巻き込まれたらイカンので、当然だけど十分警戒しつつ、注意を払いつつ、ね。旅先で仲良くなった(と思ってた)人に騙されてお金取られた男の子とか居たからね!!

この日、おしゃべりしたのはイギリスから来た短期旅行者、ウクライナ系アメリカ人ノマドワーカー、そして戦争の影響で家族を残して移住してきたロシア人。みんな凄い勢いで英語をまくしたて、私はついていくのでせいいっぱい。たまに理解できない時や聞き取れないこともあったけど、いつも通り(また家で勉強頑張ろう!)と思いつつ帰路についたのでした。

ちなみに、その日は結局主催のお兄さんには会えなかったんです。みんな来る時間がバラバラだったし、カフェが混んでてお互いを見つけられなかったし、主催者チーム&私のいるチームでそれぞれ会話がスタートしていたので、まぁ、あとで会えるっしょ…となったまま解散。海外らしいゆるさ。

まさか、その人が彼氏になるとは知らずにね!

1月後半はよく雪が降った

そして1月
そのゆるーいお茶会は私が風邪でダウンしている間も1~2回あったみたいですが、もちろんパス。熱が出るわけでもなく、ただひたすら気持ち悪かったり、頭痛だったり、だるくて頭がぼーっとしたり…ダラダラ不調がようやく治ってきた1月中旬、「…ううう…もうずっと一人で過ごしてて全然外に出ていない…そろそろ人里に出たい…」と思っていたら、グループのメッセンジャーで再び「明日また暇な人いたらお茶しよー」と声がかかったのでした。

(メッセンジャーグループ)
「ようやく風邪直ったので行きますー」
「オーケーよろしくー」
(当日の夕方)
「なんか今日来れるの君だけみたいだけど大丈夫?場所どこにする?」
「はーいじゃあ●●カフェでーよろしゅう~」

私はFacebookに自分の写真を載せていないし本名も書いてないので、この時点で彼は私がナニ人なのか、女か男かも知りません。こっちはこっちで、会った時に認識できるようにプロフィール写真をチェックしましたが(なんか白人の男の子っぽいな…、なんでもいいけど…)程度の認識。その日は無事にカフェで会って「なんでセルビアいるの」とか「仕事なにしてるの」みたいなありふれた会話を楽しんだのでした。

一週間後…

つきあうことになりました!!

いやいやいやいや…自分が一番びっくりしたわ。周りの情報で”西洋には告白文化がなくてDatingっていう中間のつきあい期間がある”って聞いてたから「ついに私もそんな経験しちゃうんか…?!アラフォー女、まさかの甘酸っぱい青春経験しちゃうんか…?!」とか思ってたら普通に告白的なやつあったわ…

てか、あれ?なんか…何が起きたんだ一体…。ん?え?なに?なんで?え?夢?夢かな?夢だね。そうだわ夢だわ。おかしいわ。絶対おかしいわ。

…てか私、3月から2カ月も旅行いっちゃうんですけど!!彼氏できるって知ってたら行ってないんですけど!!普通に寂しいんですけどーーーー!!!

アパートからの景色。

そうそう、このスピード感でどこの馬の骨かもわからん外国人なんてちょっと危ないんじゃないかと心配される方もいるかもしれませんが、今のところ順調です。

2月 これはマボロシ…?部屋の中に外人が!!

木に丸いのがいっぱいついてて謎だった。鳥の巣???

もともとインド旅行と同時にグランマの部屋は解約する予定だったのですが、2月中ほぼ彼のアパートで過ごしていたので予定より早く退去しているような状態になりました。グランマは「ええっ彼できたん?」と驚きつつも喜んでくれて、私が家を空けていても全く気にしていない様子。

しかし…

1月に付き合い始めてからというもの、私は内心、とてもビビっておりました。

うそやん…
部屋に外人歩いとるやん…
起きたら外人寝とるやん…
顔めっちゃ濃いやん…
目が緑やん…
…やっぱ、うそやん…

毎日、幻を見ているような気分…。

38歳、突然のロマンス、白い人が自宅をウロウロ…。

間違えた…居候してるのはこっちだった…。
つきあうまでの展開が早すぎたこともあり、明日にでも”やっぱ違った”なんてフラれるんじゃないか…と身構えてしまったり、とにかく気持ちがふわふわした日々を過ごしていました。

まだ信頼感とか関係性がしっかりできていないのに、これで私が2か月も旅行して、その間に飽きられたり、浮気されるなんてことがあったら…

めっちゃ人生のネタになるやん!!

はい、ポジティブ!自分に身の危険が及ばない範囲なら、なんでも笑ってネタにしてやればいいのさ!実際そんなことになったらそりゃ超ショックだろうけど!人生色々あったほうが面白い!!

…とかなんとか、一人心の中でモヤモヤしたりゲラゲラ笑ったり…いずれにしろ、それまでとは全く違う生活に変わってしまって…本当に人生ってやつは、何が起こるかわからないものですね…。

そうそう、西洋にはペットネームというものがあり、男女問わず「ハニー」とか「スウィーティ」とかいろんな単語で恋人や子供を呼ぶんですけど、最初は全然慣れなくて、彼に「ヘイ、キューティー★」とか呼ばれるたびに「アメリカのドラマかよ!」って心の中でツッコまないと落ち着きませんでした。いや嬉しいんですけどね、あまりに現実離れしてて、慣れるまで時間がかかりました。ちなみに私のほうはハニーとか呼んだことはなくて、普通にニックネームで呼んでます。

※8月現在、公共の場でチュッ★とかされても全く動じなくなりました。すっかり西洋にかぶれております。

3月 インド ニューデリー滞在中に遠距離が確定!

日本人の友人たちとリシケシュに行った時の朝ヨガ空間。めちゃ良かった。

3月1日。

私は荷物を彼の家に置かせてもらい、ベオグラードからアブダビ経由でインドへ飛びました。ニューデリーの宿に1カ月滞在して、仕事しつつ観光するというワーケーションスタイル。

インド滞在中はお腹がずっとユルめだったり、何を食べてもマサラ味だったり、街が汚すぎて辟易したり色々ありつつも、日本人の友人二人が信じられないほど優しくて沢山サポートしてくれて、とっても楽しく充実した旅をすることができました。

こちらもリシケシュ。店の感じとか、道のごちゃごちゃ具合はニューデリーと同じ。

一覧:インド・ニューデリー旅 の記事たち

インド・ニューデリーの旅1- セルビアからいざ出発!
インド・ニューデリーの旅2 – 障害物祭り!散歩ができない街それはデリー★
インド・ニューデリーの旅3- 世界遺産フマーユーン廟、タージ・マハルそしてアーグラ要塞
インド・ニューデリー4- デリー地下鉄に乗ってマーケット散策!
インド・ニューデリーの旅5- デリーの濁った空と街並みを一望?たぶん穴場のトゥグラカーバード要塞

実はこの滞在の前半、自分でもびっくりするくらい超絶セルビアシック(彼シック?)になって大変でした。インドに来る前1カ月半もベッタリだったので、突然一人になったストレス、仕事が忙しいストレス、何食べてもマサラのストレス、そしてお散歩が全くできないデリーの道にストレス…色々重なってかなりのシック状態…。仕事の日は一日中一人でホテルに籠って話し相手も居なかったしなぁ…。

…でも!!!

後半からは大分慣れてきて、翌月の日本の予定も立てながらどんどん旅を満喫し始めていました。みんなで行ったリシケシュ、最高だったなぁ…。

そう、あの事件が起こるまでは…。

リシケシュの空港

3月下旬のある日、彼からメッセージが届きます。

「5月頃、自分の国に帰ることになったわ…」

えええええええええええ!!!

詳細は伏せますが、なんとインド滞在中に遠距離恋愛が確定してしまったのです!

まだ付き合ったばっかりですけどぉぉぉぉぉ?!?!?!!
てか私、5月までセルビア戻れないんですけどぉぉぉぉぉ?!?!!

もう大パニックです。大急ぎで飛行機の予定を変更して、GW明けではなくGW前にセルビアに戻る準備をしました。だって私、帰ったら同棲する気満々だったから自分の家ないんですもん!彼が実家帰るなら、私は私で家探ししないといけないじゃん!!

なにより、超寂しいじゃん!!!!

寿司頼んだらスパイシーソースかかってた件

4月 東京!伊勢神宮!大阪!友達に会いまくる3週間

伊勢神宮!雨だったけど凄くよかった。

4月は都内の友人宅に滞在させてもらいつつ、伊勢神宮と関西に旅行にいきました。夜は英語レッスンの仕事が入っていたので、主に日中に友達に会って、近況報告や旅の話をして、たくさん元気をもらう日々。

彼との遠距離問題は頭の中にズーンと居座っていましたが、今それを考えてもしょうがないので、とにかく毎日バタバタしつつオイシイものをたべまくっていましたよ。

泊めていただいた友人と娘さん、色々お世話になりました。沢山もてなしていただいたのに、バタバタでぜんぜんお礼できず…次回お土産買っていきます!!

夕方ラッシュ時の写真をセルビアの友人に見せたらめっちゃびびってた。

ちゃんと数えてないけど、前の職場の大切なメンバーとか、古い友人とか、本当に沢山の人(40人くらい?)に会いました。Twitterでつながった方にもお会いできて、皆さんに激励の言葉をいただいて、めちゃくちゃ幸せな3週間。タイミングが合わず会えなかった方もいたのが悔やまれるけど、次回は是非お会いしましょう。

あべのハルカス!
四谷、迎賓館!(お庭だけ)
大阪、中之島の美術館で再会できた籔内佐斗司氏のワンちゃん
彼に買っていった日本酒「薄すぎて全然おいしくない」とのこと。

5月 セルビア帰国!彼を見送り一人暮らし開始

橋の上にパイナップルの頭だけ捨ててあった

厳密には4月の末のことですが、2回の乗り継ぎを経て無事セルビアに戻ってきた私。

2カ月も旅していたせいで浦島太郎のような、「あれ…私に彼氏なんて居たっけ?ましてや外人…いやいやいやいや幻でしょ」状態でノビサド着。(連絡は毎日とってたけどね!)

結果、二次元でも夢でもなく彼は私を待っていてくれたわけですが、一カ月後にヤツは実家に帰ってしまう…。海外生活、全く落ち着く気配がありません

心配していたアパートについては、彼が上手に交渉してくれてそのまま私が住めることになりました。セルビア含め欧州では不動産価格が高騰し家探しがかなり大変なのですが、グランマハウスに続いてアパート運が最強の私。…本当にありがたい…。(水漏れ発生してるけど)

ノビサド郊外、Sremski Karlovciの教会

そんなこんなであっという間に5月末になり、彼は旅立ってしまったのでした…。とはいえお隣の国なので、飛行機で2時間弱、その気になればピューンと行けちゃうんですけどね。

2023年6月 働きすぎて若干バーンアウト…からの新ジョブ!

ノビサドの農家エキスポ?みたいなイベントのグラマラス牛さん

さて…

一人暮らしになってからというもの、私は仕事に明け暮れておりました。これまで旅しまくった分の出費と、次の旅の予算も稼ぎたい。フリーランスの英会話講師なので、授業を入れればいれるほどお金は入ってきます。彼もいないし、休みは週イチ、時間を見つけてはレッスンしまくる日々…。

しかし…

毎日たくさん英語レッスンするの、結構…きついかも…!!

教える仕事は大好きですし、生徒さんと話すのも大好き。今までは連続でレッスン入れてもまぁまぁ大丈夫だったはずなのに、5月中旬ごろから急にバーンアウト感というか、「し…しんどい…」と思う日が増えてしまいました。

ノビサドのカッフェたち

オンラインで働けるので、ネットさえあればどこに居てもいい。旅中毒の私にぴったりすぎる環境で本当にありがたい状況ではあるけれど、単価を上げるか、別の収入源も考えないと…

と思っていた矢先…。

「Yume、私が働いてる会社でこんな募集があるけど、よかったら応募してみない?」

ノビサドで大親友となったセルビア人の友達が、完全オンライン日本語の翻訳校正の仕事を紹介してくれたのです!パートタイムなので、大好きな講師の仕事と両立できる…!

が…、実は、最初はそこまで乗り気じゃなかったんです。

翻訳自体は前の仕事で沢山やっていたのですがプロじゃないし、世界中にいる「翻訳で稼ぎたーい!」人同士の競争が激しく、よほど専門的じゃない限りかなり単価が安い業界だと聞いていたので…。

でも…大好きな友達の勧めだし…とダメ元で応募してみたところ…

トントン拍子で採用!!!!

試験のようなものがあったのですが、「凄くよくできてる!」とかなり気に入ってもらい、あっという間に新しい仕事が手に入ってしまいました。1,000文字●円の業務委託だし、実際に始まってみないとわからない部分も多いけど、英語レッスンのように体力を使わず、声も発さずに働ける仕事をゲットできたことで、途端に気持ちが楽になりました。

これを書いてる8月現在、その仕事にも大分慣れてきて順調です!

PCに向かってパチパチすればいい業務なので体力にかなり余裕ができたし、その分英語レッスン1回1回に注げるエネルギーがふえて凄くよいバランスになっています。親友に感謝。

その親友との間には、マジで?っていう偶然が何度も起こるんです。凄い縁だわ。

まとめ

ベオグラードでみつけた謎ネズミ

はいいいいい!!!!

日本を出てからの12か月を振り返るブログ、前編/後編を書き終えました!毎月のように事件が起こるバタバタの1年でしたが、これでもかっていうほど冒険と旅ができて私は大満足です。

ちなみに2年目も色々と事件が起きておりますが、これはまた別の機会に。

読んでくださってありがとうございました!!!
またねー!

↑↑自分が作詞作曲してますー!!歌ってますー!ギターとかひいてますー!

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