中部
伊勢の旅 (後編)
さ、後編!!ちょうどよいタイミングで駅の方にいってくれるバスがきたので乗車!内宮近くでゆっくりお茶もしたかったけれど、そのまま満足して帰ることになりかねないので心を鬼にして外宮へ向かいます。 行きのバスとは違うルートで、信じられないほど狭い住宅街を抜けていく。対向車が来ると一時停止してゆずりあい。平日だからなんとかなってるけど、土日やハイシーズンはどうなっちゃうのか・・・ さて、朝も来た宇治山田駅(外観撮ってなかった)に戻ってきました。駅構内には広い休憩所&待合所があって便利。 登録有形文化財 昭和初期なのに鉄筋コンクリート作りで、三宮急行電鉄(当時の近鉄)の本気度が伺えます!大阪からようさん参拝客はこびまっせーっ!!ってなわけで、近鉄山田線(大阪からくるやつ)開通当初の面影を残す建物。 すぐ食べるから袋いらないですって言ったのに、ファミマの店員さんが「こぼれたらいけないから」と紙袋にいれてくれた・・・伊勢・・・らぶ★ さて、朝お父様と一緒に写っていた商店街に入ってみる・・・ディープな空気がプンプン・・・ 「占い道場」とか占いがらみのお店が複数ありました。伊勢に来る人はみんな悩み事があるのかしら。 立派な木!!!パワーギチギチのパワー!(分かる人いるかなこれ・・・) ご挨拶を終えたら、ふらふらと町の方に歩いていきます。 外宮の参道に向かう途中、いきなりモダニズム建築発見。調べたところほとんど情報が出てこなかったのですが、真珠の養殖組合とか、入札会の開催とか、養殖業をやってみたいインターンの受け入れとかやってる商工会議所的な所らしいです。 窓が多くて渋くてかっこいい!が、耐震性が心配・・・気軽に入れそうな空気ではなかったので退散。 豊受大御神(とようけのおおみかみ)様が祀ってあります。この神様は、内宮にいるアマテラス様に毎日ご飯を供給する神様で、日本に豊かな恵みをもたらしてくれている張本人なのです! 式年遷宮(しきねんせんぐう)は、1300年前から続く一大イベント。内宮、外宮と、他の社殿やらいろんなものを20年ごとに作り直して、神様を引っ越しさせているという超大変な行事。神様ったら、飽きっぽいのね・・・ 宮大工や鍛冶工はもちろん、ものすごい数の職人さんと神職者の手で守られる伝統の重みよ・・・さらに伊勢神宮では年間1500回もお祭りがあって、全然休む暇なさそう・・・マネジメント大変すぎる・・・引っ越しが終わった後の古い社は解体されて、全国の支社に下賜(でいいのかな)されるそうです。 展示の中には、アマテラス様が伊勢に腰を据えるまでのストーリーが紹介されていたので、ここにカジュアル版を載せてみます。 ーーーーーーーーーーーーーーーアマテラス 『 ニニギちゃん、三種の神器あげるから、豊葦原水穂国(とよあしはらみずほのくに=日本)を、この天上みたいに素敵な国にしてちょうだいっ』ニニギ『おかのした』サルタヒコ『ニニギ様、お迎えにきやんした』ニニギ 『 サル君やるじゃな〜い』↓いろいろありーの↓神武天皇(ニニギのひ孫)『わたしが初代天皇デスッ』 – B.C. 660くらいアマテラス『高千穂はいいところねぇ・・・』↓10代天皇まで、みーんないっしょに暮らす↓10代 崇神天皇『ふう・・・アマ様と同居は気を遣うな・・・アマテラス様、神様と一緒に住むのは恐れ多いので、新たに設えた離れにお住まいください』アマテラス 『おk!』↓11代 垂仁天皇 『あかん・・・アマ様離れにいったけどやっぱり落ち着かん・・・ちょ、ムッスメ、アマ様が寛げる素敵な土地をさがしてきなさい』ムッスメ 『ガッテン承知』↓↓奈良ムッスメ 『 アマテラス様、ここなんかいかがでしょ』アマテラス 『 ビミョー』↓伊賀ムッスメ 『 アマテラス様、ここも良さそうですよ』アマ 『好かん』↓近江ムッスメ 『 アマテラス様、琵琶湖があっていいところですよ』アマ 『 ・・・』↓↓↓放浪↓↓伊勢ムッスメ 『 (ゼェゼェ)・・・アマテラス様・・・もう・・・15箇所目です・・・』アマ 『 気に入った!ここにする!!!』 ・・・ってかんじらしいです (もちろん諸説あり: 伊勢神宮はこう書いてました) しかし!!!!伊勢に写られたアマテラス様が、食べ物に困ってひもじい思いをしては大変!アマ様になにかあるとよもや国が滅びてしまうので、豊受大御神をご飯係に任命!トヨウケちゃん、シクヨロ!! 私達が毎日おいしいお米を食べられるのは、トヨウケ様のおかげだったのでした! やっぱりシンプルゥゥゥゥ!! Read more…