【Caution】
本記事はビザ取得までの体験をまとめたもの、手続きの詳細までは載せていません。情報の抜け漏れもありますし、管轄する自治体や担当者レベルで対応が変わる国なので、ひとつの読み物としてお楽しみください。

8月のノビサド。夜9時くらいまで明るい。

さて現在インドに旅行中のワタクシですが、セルビアビザ申請の後編スタートです!細切れにチマチマ書きすぎて前編からの文章がつながってなかったらごめんなさい。

ヨーロッパ移住成功?
セルビアで開業・滞在ビザ取得!後編

12月、初雪が降ったときの朝。

後編

  1. いざ!ポリスで滞在ビザ申請!そして撃沈!
  2. 再チャレンジ、そして無事に居住ビザ取得!
  3. まとめ

前編のメニュー

  1. ネットで情報収集!
    • Youtube&ノマド関連サイトで移住情報をチェック!
    • Facebookグループをチェック!
  2. 弁護士(Advokat)を探す!
    • 弁護士Aさん – 色々思うところあり断念
    • 弁護士Bさん – 親切丁寧、迅速!ただしリモート!
  3. セルビアで会社を作る!
    • 超重要!ホワイトカード(Bela Karta) を用意する
    • 個人用の銀行口座を開設する
    • 会社名を決める
    • 各種書類にサインし、全てを委ねる
  4. 【前編のまとめ】– 余談など

1. いざ!ポリスで滞在ビザ申請!そして撃沈!

ノビサドの小さいクリスマスマーケット!(ポリスの写真がない)
ポリスで「これ全部集めて持ってこい!」と言われた書類リスト

無事に会社のオープンが完了した私。

『会社作ったんだから、セルビア住まわせてよね!』

というわけで滞在ビザを申請せねばなりません。そこで弁護士さんに言われたとおりに書類を集めてポリスに向かったんですが・・・。

1度目のトライは撃沈しました・・・。

外国人担当部署のポリス女性に
『あれもこれも足りない!こんな残高証明じゃ足りない!あんたは一体何しに来たんだ?!』
と冷たく追い返されました・・・。

そもそもの話ですが、弁護士さんとのメッセンジャーのやりとりだけではイマイチ手順がはっきりしなくて、私が想像できる範囲で色々確認したつもりでしたが、あきらかに色んな情報が不足していました・・・。

加えて初回はいじわるなポリス担当にあたってしまい、弁護士さんでさえ『そんな話きいたことない』というようないいがかりをつけられてしまったのです・・・。この日はひとりぼっちでつらかったなぁ・・・私の観光ビザ期限が迫っていたのでかなり焦っていたし・・・。

※最初に依頼した弁護士Aさんだったら、一緒にポリスへ同行してサクッと話をつけてくれたみたいです。ここで値段の差がでたか・・・。笑 なおセルビアは「担当とツテがあるか、知り合いかどうか」で対応が全然違います。マジで。

必要書類リスト

※ビザ申請用紙以外は、基本「コピー」を提出します。

・ ビザ申請書 – Application form

弁護士さんに全部書いていただき、私はサインのみ。
全部セルビアキリル文字なので全く読まず、全信頼をよせてサインしまくりました。ちなみに本来初回の短期居住許可(Temporary Residence Permit = TRP)は6ヶ月分しか下りないらしいんですが、ウクライナ侵攻もあり移住者が大量すぎて捌ききれず、1年に変わったらしい。更新も原則1年ごと。

(本当は適当にサインなんてしちゃダメです!翻訳アプリ使ったり他の現地人に頼んで中身を確認しましょう!)

賃貸契約書 – Lease contract

Airbnbで見つけたノビサドのおうち。もしセルビア滞在したい方いたら紹介します〜!

部屋がみつかるまでの経緯は[ヨーロッパ移住計画 急展開?!セルビアにお引越し!]でも書いてますが、Airbnbで一ヶ月住んだお部屋にそのまま居住できることになっていました。

もともと大家さんの息子さん(セルビア外在住、Airbnbゲストとのやりとり担当)とメールのやりとりだけで契約したのでちゃんとした書類は交わしてなかったのですが、事情を話したら凄く協力してくれました。ポリスに提出する際の書式は特に決まっていないのですが、弁護士Aさんにもらったフォーマットを編集して作成。

・ 銀行残高証明 – Proof of funds

預け入れ伝票じゃなくて、ちゃんとした証明書を発行してもらってね

海外ビザにつきものの資金証明
当初弁護士さんからは 『15万ディナール=20万円くらいでいい』と言われていたのに、いざポリスにいったら

『・・・なにこれ?こんなんじゃ足りないわよ』

と冷たく言い放たれてしまったのです・・・。
・・・が、次回来た時にまたつっぱねられたら困るので、頑張って食い下がりました。

ゆ『足りないって、 いくらならいいんですか?』(聞いてた話と違うやんけ)
『知らないわよ。別に決まってるわけじゃないし』(めんどくさそう)
ゆ 『それじゃ困ります。いくらですか?』(じゃあなんでNGなんじゃ)
『セルビア最低賃金12ヶ月分として、45万din=約55万円)は必要ね。どうやって1年暮らすのよ?』(めんどくさそうに)
ゆ『わ・・・わかりました・・・』(一応収入あるのに・・・てかどこにもそんな事書いてないやん)

・・・ショック。
メッセージの文字情報だけを頼りに、セルビア語わからないながらも必死であちこち走り回って書類集めて、いくつものトラブルを乗り越えてハラハラしながらポリスに来たのに、その態度と謎の金額釣り上げがムカついて・・・。
ぶっちゃけ不足分は日本の口座からセルビア口座にお金をうつせばいい話なんだけどさ、それなりの手間と為替手数料がかかるんですよ!なんでどこにも書いてない条件を理由につっぱねるのよ?!

これには弁護士さんもびっくりしてて、『セルビアっていつもこうなのよ・・・ただ45万dinは絶対多すぎるから、25万dinくらい入れて残高証明出し直してくれる?』と言われました。

ムカつくので32万din入れて再発行しました。(ささやかな抵抗)
銀行の担当さんはすごく親切で、それが救いだったわ・・・。

・ プライベート健康保険証書

Dunav Osiguranje

セルビアに限らず、ビザ申請時は特定の条件を満たした医療保険の加入証明を求められることがあります。私はFacebookグループでオススメされていたドナウ保険(Dunav Osiguranje)に問い合わせてみました。

すると、ビザ申請に使える最安プランは1年契約で€68 (約9,500円)と格安。ただし保障は本当に最低限で、簡単な健康診断くらいしか含まれてないらしい。病気で医者に行くときは自費。ていうかそんなチープな保険でビザ申請できちゃうセルビア、本当にいいんか・・・?

なお私はもともと海外旅行保険(SaftyWing)を継続してたので心配なし。そしてビザが無事に取得できた後は、セルビア市民用の社会保険カードがもらえて無料で医療をうけることができます。

※セルビア皆保険で行ける病院は無料だけど色々難があるようで、日本みたいな親切丁寧な医療は期待できない模様。もう少し情報が集まったらまとめて書いてみたい。

メールで送ってもらった請求内容に沿って、街の銀行または両替所で対面支払い。セルビアはオンライン決済が全然発達してなくて、ほとんどの支払いは手書き伝票&現金&対面で行われてます。そして受け取った支払い証明書を写真に取り、メールで送信・・・。

・・・ん?いやいやなんかおかしくね???アナログなんだかデジタルなんだかわからん・・・。

その後メールで送られてきた保険証書を印刷、提出したのですが・・・。

『この書類なに?サインもないし、使えないわよ』

さきほど残高証明につっこんできた同じポリス女性が、この書類にも文句をつけてきたのです・・・!
・・・が、これには正直半分私のミス。書類に正式なサインがされていない事に気づかないまま、意気揚々と無駄なコピーを出してしまったのです。(ていうかセルビア仕事がテキトーすぎて情報全然足りないんだよ!後からアレがない、コレがないって言ってくるんだよ!いつもだよ!!)

ていうか、もう時間がない!!
私のツーリストビザはあと3日で切れてしまう!
3日目は土曜日なので実質あと2日しかない!!

(間に合うと言われていたとはいえギリギリすぎ!)

ポリスを出たあと、大急ぎで近くのドナウ保険事務所にかけこんで半泣きで助けを求めてみたら、本来担当じゃないお姉さんが担当に連絡して書類を再発行してくれました。あぶなかった・・・。

ちなみにこのドナウ保険、英語でメールする度に回答がセルビア語で返ってきます。その内容をGoogle翻訳で確認して英語で返事をすると、その回答がまたセルビア語で返ってきます笑。

・ ビザ申請費用の支払い証明・領収書 – Proof of payment

18,060 + 440 + 330 = RSD 18,830 = 23,000円くらい。

弁護士さんに言われて最初にポリスに行った際、一体どういう手順で、いつどこでお金を払うのか全くわからずにいたのです。一人でポリスに飛び込む私はもちろんめっちゃ不安だったので、念入りに『こういう流れで、外人局(Foreigners部門)にいけばいいんですね?!』と確認したはずなのに、いざ事務室に入るとやはり同じポリスから怒られまくりました。

『ビザ申請費用すら払ってないじゃない!
 ・・・ (深い溜息) ・・・ あなた一体何しに来たの?』

・・・

だって知らなかったんだもん!!!
セルビア語読めないんだもん!!!
書類揃えてここに行けば完璧って言われたんだもん!!!

つらい瞬間でしたが、まぁこれが海外ってやつですよ・・・ある程度覚悟はしてましたよ・・・。結局 ↑ のような支払用紙を渡され、ポリス建物内でなんとか無事支払いし、領収書をゲットできたのでした。(実はポリスについた時点で受付で質問を試みたんですが、全く英語が通じず断念しておりました・・・つらたん・・・。)

・ 入国時スタンプのコピー(パスポート) – Immigration stamp

必要書類リストに載ってなかったはずなのに、やはり同じポリスに

『は?なんで用意してないのよ?』

と怒られたので用意しました(涙目) 先に教えてくれればちゃんと用意してたのに!もう!!

・ 開業時の会社登記書類 – Company setup document

弁護士さんから書類2セットを渡されていたので、それぞれコピーを作成。間違って原本渡さないように注意。

・ 簡易ポートフォリオ – CV

A4の紙に4行くらいで書かれた私の簡単なプロフィール書類。
本当は必要ないんですが、「念の為!」と2度目のチャレンジの際に弁護士さんが作ってくれました。

・ パスポートサイズ顔写真 – Photo

実は・・・万が一のパスポート盗難に備え、もともと何枚か証明写真を持っていました!日本で撮ったものなので半年近く経過してましたが、特に問題なく使えました。セルビアにも証明写真機はあるんですが、操作とか面倒なので持ってきておいてよかった。

・ パスポート&パスポートコピー – Passport

これは普通に当たり前に必要なやつ。
私のパスポートは2015年に更新して2025年まで有効なやつなんですが、2016年にワーホリで取得したドイツビザがまだ貼られているので、毎回空港とかで『なんだこれ?』って見られてしまう・・・。
だからって特にトラブったことはないですが・・・。

・ ホワイトカード – Bela karta

ホワイトカードについてはこちらをご参照ください。やはり原本ではなくコピーを提出します。

2. 再チャレンジ、そして無事に居住ビザ取得!

冬は霧がすごい。私の心もモヤモヤです・・・。

ポリスへ再突入!

セルビア外務省 Serbia Ministry of foreign affairs に書いてある情報は、嘘ではないけど信じちゃダメ

さて!一度目のトライで散々な目にあったワタクシ、もう時間もないので次こそは書類を完璧にしないといけません。万が一観光ビザが切れてしまったら不法滞在だよ!どうすんのよ!

というわけで、もう一度綿密に弁護士さんと相談し、ちゃんと言われた書類が揃っていることを確認し、銀行残高も高めにし、翌日急いで外国人局へ向かったのでした。

結果・・・。

なんかめっちゃ優しい人に当たって、
超スムーズに受理されました!!

マジでよかったーーーびびったーー!!!まぁ、ちゃんと言われたとおり揃えたし。
『アンタは今ビザ申請中だよ!』っていうモラトリアム書類(仮ビザ?)ももらえたので、これを常時握りしめていれば不法滞在になりません。

はーー疲れたーーーーつらかったーー!!!!

しかし!まだ油断はできません!!ビザ申請却下されたら元も子もないんですから!!!
『二週間後にまた来て』と言われたので、よくわからないけど2週間待ちます。

2週間後 – まさかのパスポート没収?!

寿司を作ろうとしてサーモン丼になった図

2022年12月、クリスマス直前。
無事に2週間を過ごした私は再びポリスへ向かいました。
3階にあるビザ発行オフィスに引き換え書を渡すと、担当がこう言いました。

『じゃ、このパスポート預かるから、2週間後にまた来て!!』

・・・・え???!

パスポートって、そんなアッサリ2週間も取り上げていいものでしたっけ?!!
いやいやそんなことある?!?!私身分証なくなっちゃいますけど?!?!
どうすんの?ホント?ホントに?!?!!

一瞬戸惑いましたが、ポリスは平然としています。
ビビりながらも渋々パスポートを預けた私は、クリスマスで湧くノビサドの街へとリリースされたのでした。

・・・これ、もし調子に乗った私が『クリスマスはクロアチアへ旅行〜♪』なんて浮かれてたらパスポート不所持で国境超えられずに終わってたわ・・・。実は海外居住者の常識だと思いますが、ビザがちゃんととれるまでは下手に国外に出ちゃだめですね。

さらに2週間後・・・無事ビザ取得!

セルビア正教会のクリスマスは1月7日、その後ニューイヤーなのでクリスマスマーケットが1月まで楽しめる。

さて・・・。

クリスマス近辺からずーーーーーーーーっとひきずっていた風邪のせいで、ビザ取得後に必要となるビジネス口座開設が全くできなかった私。いや厳密に言えば体調がマシなときに奔走したんですがこれまた苦難の連続でして・・・ま、また別の機会に(覚えてれば・・・)

そしてなんとか迎えた年明けのこと。
不安なパスポートなし生活にオサラバするべくいそいそとポリスに向かった私は、無事に1年有効な居住ビザをゲットしたのでしたー!!!

ちなみに、ビザの期限は”申請日“から1年間です。

て・・・手書き・・・?!


3. まとめ

クリスマス直前のセルビア語クラスでみんなに配ろうとしてたチョコ。風邪ひいて学校行けず・・・。

ここでさっくり、全体をまとめてみたいと思います!!

ビザ取得までのスケジュール

マジ雑すぎてウケる

わりとヘトヘトなのでここからはかなり雑に書きなぐります。

入国
まずはセルビアに入国しましょう。そしてホワイトカードをゲットしましょう。

・ 家探し/弁護士探し (1週間〜1ヶ月)
入国前にも多少リサーチはできますが、やっぱり現地にいかないと話が進みません。
弁護士はおそらくすぐ見つかるだろうけど、家探しはちょっと大変かも。予算によりますが、ロシア侵攻の影響もあり都市部ではかなり高騰してます。どこでもいい方はやや田舎にいったほうが色々ラク。ただし英語が通じなくなる確率が上がる。

・ 銀行開設/保険加入(1週間〜2週間)
外国人がスルっと開設できる銀行は以前よりかなり減ってます。ただセルビアはアホみたいに銀行の数がおおいので数撃ちゃ当たると思う。保険はDanuvでOK。銀行も含めオンラインや電話のやりとりは無駄骨に終わる事が多いので、直接事務所に行っちゃいましょう。同じ会社でも、支店を変えるとアッサリ対応してくれたりする。

会社開設 (2〜3週間)
弁護士さんにおまかせしちゃうので、事前の書類集めが終わったらそんなにやることありません。
会社名決めるのはちょっとドキドキするね。

ポリスでビザ申請 (取得まで1ヶ月)
1回目ですんなりいくケースのほうが少ないので、怖い方はポリスに一緒に来てくれる弁護士さんを探してください。あとパスポート奪われる覚悟もしてください。

トータル所要期間は・・・

ざっくり2ヶ月!!!!

(本当はここでおわりじゃないよ!さらに納税関連の手続きが始まるよ!ワッショイ!)

全体でかかった費用

弁護士費用はここに書くと迷惑かけちゃいそうなので書けませんが、その他をリストにしてみます。どこからどこまで含めるべきなのか悩ましいし、忘れてる費用があるかもしれないので話半分で聞いておくれ。

【費用一覧】
ビザ申請    RSD 20,000 = 25,000円
雇用申請    RSD 15,000 = 18,500円
医療保険    EUR 68   = 9,500円
スタンプ    EUR 10   = 1,400円
書類コピー   RSD 1,000  = 1,300円
賃貸デポジット RSD 30,000 = 37,000円 ←家賃とは別
残高証明    RSD 320,000 = 400,000円 ←厳密には出費ではない
いろんなストレス PRICELESS!!!!!

※雇用申請は、ビザ取得後に自分を社員として登録するための費用です。本記事では触れていません。

これが安いのか高いのか私にゃわかりませんが、海外生活にはトラブルがつきものなのでお金に余裕を持っていどみましょうね。万が一仕事がなくなっても帰国してなんとかやれるか、数ヶ月以上無収入でやりすごせるだけの貯蓄は持っておこう。


日本から冬の物資を送っていただき、念願の和製ティッシュに歓喜している私

はい!!!

長い!!長いわ!!!


書いてるほうもしんどいけど読んでるほうもすごいわ!!!
というわけで本当にありがとうございました!!

次回はインド旅行を書きます!
ありがとうございましたーーー!!!

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