来訪日: 2022年7月9日

こんにちは、わたくしただいまスロベニアのリュブリャナを経て、花の都・パリに来ております!!

まだドイツの記事も終わってないのにどんどん旅が進んでいきます・・・全部書けるのは8月末頃かな。ちょっとづつがんばりますね!

この日は2箇所のドイツ名所に連れてっていただきまして、どちらも「ドイツ木組みの家街道」に入っているかわいい町並みでした。 (・・・この街道名はなんとかならんのか)今日はそのうちの一つをご紹介。

友人のお姉さま、めちゃめちゃお忙しいのに沢山×100 もてなしてくださり・・・感謝しかありません・・・!


ドイツの旅 ヘッセン州ブラウンフェルス城

公式サイトより。映画やドラマの撮影にもつかわれているそうです。

城内は撮影禁止だったため、中が見たいからは公式サイトにいってみてくださいね。

From Google Map

ゲルンハウゼンから車で1時間ほど、同じヘッセン州のラーン=ディル群にある人口1.1万人ほどの小さな町です。

玄武岩でできた岩のうえに立つというお城へ!

緑豊かな坂道をのぼり

お城入り口!

かわいい青い看板にお城の概略が書かれています・・・が・・・ドイツ語・・・。

公式サイトの説明を借りますと、ブラウンフェルス城が最初に歴史に記述されたのは1246年。

11世紀からその地を治めていたソルムス家が、西側にいたナッサウ家から町を守るために監視塔を作ったのが始まりです。一族はその地にお城をつくり、度重なる戦争や火事を経て何度も拡張&増強されたそうです。

いざ!

カフェもある!

こちらのお城、なんと21世紀の現在もソルムス家のお宅でございます!!

土曜なのに人がぜんぜんいないな・・・と思ってたら、城内の広場に20人くらいおりました。

ちょうど10分後にガイドツアーが始まるそうで、中のカフェでチケット(というかレシート)を買って待ちます。大人1人EUR 9。

ガイドはドイツ語だったのですが、友人ねえさまが随時訳してくださり・・・もう頭があがりません。

めちゃめちゃ素敵な中庭。

ちなみに天気は曇ったり晴れたりを繰り返してましたが、気温がとってもちょうどよくて気持ちよかったです。

↑の中庭を始め、現在ある多くの建物はバロック時代 16世紀末〜17世紀頭にできたもの。

当時のヴィルヘルム・モーリッツ伯爵(Wilhelm Moritz)が20年以上かけてバカスカ工事しまくった結果、写真右側のアーチ門建物、現在も敷地に残る動物園、現在カフェになっている醸造所&ベーカリー&オフィス部分を含めて7つもの増設が行われたそうな。

この伯爵めちゃめちゃ有能で、町に鉄製品の工場を建てたり、海外から小売商や職人を呼び寄せたり、フランスで迫害されていたユグノー(カルヴァン派 – フランス版プロテスタント的な?)を誘致して商売させたり、すごい勢いで町を豊かにしちゃったらしいです。

詳しく知りたい方はこちら

老若男女+アジア人2人、みんなでわいわい

撮影禁止のため中の画像はないのですが、建物やお部屋ごとに趣がまったく異なりとっても素晴らしかったです。

特に有名な The Knights Hall (騎士ホール)」には大量の武器、防御装具が展示されていて、十字軍で有名なチェインメイル(鉄製の細いリングを何千個もつなぎあわせてつくった鎧)までありました。が・・・どれもこれも重そうなものばかり・・・

公式サイトより。

お馬さんと騎士の鎧は合計200キロ(うろおぼえ・・・)にもおよんだそうです。これ着たら絶対立ち上がれないぞ・・・。また、上のような鎧や剣は位の高い騎士(基本は騎馬)だけが着用でき、平兵士は量産品の安い装備で戦いました。

その他、騎士になる事は一族の栄誉となるため、貴族たちは莫大な学費を払って騎士学校に子供をかよわせてたとか、冬はどんなに暖炉を焚いてもマックス3度くらいまでしか上がらないとか・・・

貴重はお話をたくさん聞けました。ああ・・・ドイツ語勉強せねば・・・

壮大な外観のほとんどは、19世紀にエドワード王子とエマニュエラ婦人によって造られたもの。

お二人はドイツで盛り上がっていた歴史主義※の影響を受け、この城が建てられた13世紀 ー 中世のスタイルをふんだんに取り入れました。これにより、ネオゴシック、ロマネスク、そしてルネサンス様式が美しく融合された現在の姿になったそうな。

ちなみにこの土地にはたくさんの鉄鉱石が埋まっていて、古くはケルト人の時代から鉄の採掘が行われていたそうな。一族は皇帝から採掘特権を得て製鉄会社をつくり、大量の兵器や鉄製品を製造することで莫大な富を築いたと。↑の豪華な建築もその富によってもたらされました。

歴史主義 について調べてみたものの、いまいちしっくりくる説明がみつからず・・・語られる文脈や時代によって解釈がかわるようで、私なりの理解になってしまうのですが・・・
人類は大きな流れの中で常に進歩しているのだ!過去の時代なんてゴミ!」・・・的な合理主義、啓蒙主義に反発して、
「いやいや、時代ごとに独立した文化や歴史、美しさがあるんだからちゃんと尊重するべき!」 って主張するのが歴史主義っぽい。・・・もっと勉強してわかったら修正しますね。

お城を出て、素敵な景色をながめます。

たいら!!!

ドイツ、たいら!!!

でも緑豊か!

名残惜しいですが帰ります。

ガイドさんが何度も

冬に来てね★

極寒の城内を体験しにきてね★

と言っておりましたので、極寒の城内を体験するためにまた行かねば・・・いやどうかな・・・行くかな・・・

ヨーロッパには今も貴族がいるんだなぁ。この家のご子息はどんな教育を受けるのかしら。

馬車!

鉄製の車輪、衝撃を吸収する装置なし!!石畳なんてガッタガタ!!!まじお尻大打撃!!

そういえば先日受けたIELTSの長文読解で、オーストラリアに英国式の馬車サービスを持ち込んで大成功した兄弟(うろおぼえ・・・)の話が出てたな・・・単語は鬼むずかったけど面白い記事だった・・・。

みんなでお礼を言ってお城をでます。ちなみに「チップ不要!」という看板がありました。

門を抜けて

城下町?につながっています

なんか写真暗め・・・?見づらかったらすみません

こぢんまりした小さな広場

ガイドさんおすすめのアイスカフェは、お城ツアーの参加者と観光客でにぎわってました〜

ふりかえって、お城をもういちどパシャリ。

とってもおすすめのブランフェルス城、フランクフルトからのアクセスは以下のとおり!

Googlemap

うん、車じゃないと無理!!!

外国人に知られている場所でもないし、一人だったら絶対にたどり着けなかったであろう素敵な土地に案内していただき、本当にありがとうございました!


さて、城内の写真がないこともあり比較的あっさりしたレポートとなりましたが、少しでも雰囲気が伝わっていたら嬉しいです。

引き続き旅の様子をまとめていきますーーーっっ

ありがとうございました!!

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