訪問日: 2022年10月13日

【ご注意】
人種差別の部分は こちら
こちら にちょろっと書いてますが、その他はフツーの旅ブログです!

アテなし日本脱出から東欧移住したアラフォーが1年を振り返る
後編 2023年1月~6月

前編に続き、ズレニャニン国立美術館をみてまわってます! 上の写真はVarady家の調度品。

廊下にでると、かなり年季の入った巨大マシン。キャプションがセルビア語しかなく、なんなのかわからない。ミュージアムパンフレットみたいなのももらいましたが、面白いくらいわかりづらい。

映写機・・・??分かる人います?

オリンピックメインのスポーツエリアもありました。セルビアはとにかくスポーツが盛んで、公園は子供で賑わっているし、大人はみんなジムに通っています。運動オンチ&スポーツに全く興味がないのは私くらいかもしれない。

歴代オリンピック選手。
『私、セルビアに居ます』っていうと友人とか英会話の生徒さんに『ジョコビッチだね!』って言われるんですが、こっちに来るまで誰なのか全く知りませんでした。今も顔はわからん。

そういえば、セルビアの人はすごくデカイ
そもそもが多民族だし歴史の中でめちゃめちゃ人種がミックスされてるので小柄な人もいるけど、190cm〜2m級の男の人がゴロゴロいる。女性も180cmくらいの方が普通にいる。本当に、『人間ってこうも多種多様なのか』ってレベルでいろんな体型に出くわすので、自分の体型とかコンプレックスとかどうでもよくなる。

もし日本で外見に悩んでる人がいたらさっさと脱出して、自分に合う国をみつけたらいい。小柄な人は東南アジアにいけらみんな小柄だから気にならないかも。

かくいう私は、日本に居た時『肌が白い※』ことくらいしか誇れることがなく、それだけを唯一のアピールポイント(死語)として生きてきたのですが・・・

※時々人に言われるだけなので実は白くもないのかもしれない

色が白いアジア人、一ミリもモテねぇ!!

西洋ではグラマラスで小麦色の肌で、髪が長くてウッフンとかきあげながら流し目で色気を振りまく女性がいわゆるメジャーゾーンです。

・・・・

一個も当てはまってねえ!!

アラレちゃんメガネ × 前髪パッツン × のっぺりアジアフェイス × 白髪の増えつつあるアラフォーなんて論外だった!!

ま、いいけどね!!!
もともとニッチ路線ですし!!
アウェーなライフをエンジョイハッスルしてますし!!

・・・・ああ、ちょっと取り乱しました。銃でも眺めて落ち着こう。
・・・オリンピック全然関係ない話題になりましたが、戦時中に使われたウェポン(武器) 。

最後のエリアはセルビアの自然や動物について。ここは全部セルビア語で理解できず。剥製かわいかった。

『ニッチで悪いか!』

じっくり堪能した美術館をさります。
看板に英語が書いてなくて、入り口わからなくて困ったよ。

橋を渡って、川沿いに続く遊歩道を歩こうかなと。
→ 調べてみたら川じゃなくて、ベガ川(Bega)の支流を埋め立てて作った細長い湖でした!!

水がきれいだったらなぁ・・・。

橋も、眺めもとてもよい。水・・・水がんばって・・・。

劇場。さっきのコッテリ看板のミュージシャンもここで公演するらしい。建物がだいぶボロボロですが現役。

せっかくなので川沿いじゃなくてその奥のエリアまで歩いてみたら、かわいいケーキ屋さんを見つけました。地元スイーツをゲットするぜ!

ケーキ!かわいい

内装もかわいい。
店員さんは英語を話さない方でしたがとっても優しく対応してくれて、指差し&カタコトセルビア語でカットケーキを無事購入。1個だけだと申し訳ない気がしたので、2個買っちゃいました。

オーダーでいろんなケーキを作ってくれるみたい。イスがあるので、ここでも食べれるのかな・・・?

秋の町並みをあるいていきます。

凱旋門の看板!

Coffee Mon Paris” という看板が。カフェなら入りたかったけど、やっている様子がなく断念。

湖に戻ってきました。10月だけどとってもあったかくて気持ち良いので、ベンチでケーキを食べちゃうぞ。

カモちゃんたち

のどかでとってもよい。楽しい気分でベンチに腰をおろします。

・・・

が・・・!!!!!

通りすがりの若い子(中学〜高校?)たちが、私に向かってアジア人差別的な言葉を投げかけてきました!!

こういうこと、実はノヴィサドでも(セルビア以外でも)時々起こるものの、この日はやや回数が多い。ケーキ休憩後にしばらくベンチで読書していたんですが、近くに学校があるようでひっきりなしに若い子が通り、その中の何組かがすれ違いざまに差別用語をぶん投げてくるのです。

・・・私は思いました。

うぜえ・・・。

人が気持ちよく本読んでるっつうのに、気分を害すようなことをケラケラ笑いながら言ってくるヤツ・・・。心のうちで差別するのは100歩譲って許してやるが、わざわざ大声でふざけながら差別用語言っちゃいけないんですよ・・・。(怒)

でも、ケーキはおいしかった★

激甘でしたがじっくり堪能できました。通りすがりのおじさんが『召し上がれ〜♪』と優しく声かけてくれたのも嬉しかった。・・・いい人もいっぱいいるのにな、悲しいな。

あと本当に不思議なんだけど、ノヴィサドでもズレニャニンでも、差別用語をなげかけてくるのは決まって若ーい男の子たち。 大人から言われたことは(記憶にある限り)ゼロ。これってどういうことなのか・・・。

たぶん、家庭や学校、彼らが目にするメディアの中に差別的なものが存在していて、脳みそ スッカラカン 未発達の男子は見境なくそれを「おふざけの材料」として表に出してしまうのでしょう。・・・とはいえ西欧在住の知人は物理的な攻撃も含め更にひどい差別に遭ってたりするし、セルビアは言葉「だけ」、少年「だけ」なのでまだ全然マシ・・・と思うしか無い・・・悲しい限り。

子供が言うってことは、大人も言わないだけで差別意識があるんだろうな。まぁ日本だって「ガイジン」差別は存在しているし、似たようなもんだ。

そして・・・

たまたまこの日読んでいた本が中世キリスト教に関わるもの、しかもちょう“十字軍が正義の名の下に、行く先々でユダヤ人を虐殺しまくってた“部分だったのです。

気持ち良い青空の下、私は思いました。

殺されずに言葉をなげつけられるだけの現代でよかった・・・(しみじみ)

・・いや良くないけどね!!!!!

差別行為、絶対反対!!

1985年に埋めたてられた川の上に橋が残っています。水がないのでドライブリッジと呼ばれているらしい。

上には登れないようになってるけど、登ってイチャイチャしてるカップルがいました。

なにやら古い建物が。GoogleMapで調べてもなんだかわからず。

メイン市街地を外れて進んでみます。

市場っぽいのがある!市場は町にかならず一つあって、野菜や果物はもちろん、日用品もなんでも買えます。

もうお昼すぎだけど、やってるかな

中に突入!アジア人ワタクシ、明らかに浮いております。
『こいつ冷やかしだろ』とバレているようで、みんな全然声をかけてきません。

ほとんど閉まってますが、一部は営業中。ラフでいいね。

洋服も買えます。昨今のインフレもあって、日本の激安店で買うのとそこまで変わらない程度。地元の人の生活が心配です。

あっ

やだ・・・モテちゃった・・・★

バスに乗り込む学生たち。

高速バスなのか路線バスなのかスクールバスなのか・・・。Banat 地区はノビサドのあるBačka地区とはシステムが違うっぽい。乗り方が全くわからない。

特に何もなかったので広場に戻ってきました。

ここに来るまでにも2回くらい若い子に『やい中国!』って言われた・・・。中国人に間違われること自体は仕方ないと思うけど、その悪意が腹立つのよ。

ちなみに『いや日本人だから!』って言い返すのはなんか違うなと思います。
それってまわりまわって『日本人と中国人を間違えるな = 中国人なら差別されてもいい』ってことになりません?

バスの時間まで余裕があったので、でっかい中華系スーパーでお買い物を楽しみました。ずっと欲しかった金ザルとか、お箸(日本のとは微妙に形が違う)とかを購入。

日がくれてきた。かえりましょー。

朝通ったときは物乞いが金せびっててうっとおしかったけど、今は静か。

バス停に行く前にトイレと休憩。

かわいいカフェでレモネードをいただきました。

店員のイケメンお兄さんが凄く優しくて、付属の小さいハチミツパックを「これ開けづらいから・・・」とハサミ持ってきて開けてくださった・・・。

こんないい人もいっぱいいるのに!・・・差別ボーイズが憎らしい・・・。

まったりー

来た時と違う道でザクザク歩く。

つきました!!!!

結局バスターミナル代 90din(約120円)くらい払った気がする。覚えてない・・・。

バスでうとうとして、無事ズレニャニンからノビサドに帰宅!!なんか濃い一日でした。

読んでくれた皆様、ありがとう!!!


ズレニャニンで見つけたかわいい靴屋さんで、こんなステキな靴を買ってしまいました。本皮そして手作り。値段は定価で6,500din(約8,000円弱)とお手頃で、さらにセール30%引き!

そこの店員さん(優しい)が英語皆無だったんですが『ファクトリー?』って聞いてきたので、中国系工場の人かと聞かれたようです。『ツーリスト from Japan』と答えておきました!

世界って、広いんだなぁ・・・。
そして中国のパワーって(いろんな意味で)すごいんだなぁ・・・。

Thank you!!

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