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ドイツ大学選びと30歳の壁 編

なんともう6月も半ば・・・そして梅雨なんですね・・・。

本日は 具体的なドイツ大学探しと、まさかの年齢しっぺ返しについてのやや長編DEATH!

スイス・チューリッヒ大学。Manifesta行ったときの写真。

本日のMenu

  1. 英語で学べるコースを探せ!
  2. 学部選び – CSはやっぱ無理 –
  3. 学部選び – アート・歴史系も気になる –
  4. 学部選び – 翔んでイーロン・マスク –
  5. 立地、重要
  6. キミにきめた!
  7. アラフォー大打撃!突然現れる30歳の壁!

1. 英語で学べるコースを探せ!

Bechelor’s Portal 『ヨーロッパ・ 英語で学士が取得できる国』 – リンク

ドイツ語は大好きなのでぜひ勉強したい・・・とはいえ今から「大学レベルのドイツ語」を身に付けるのは時間・資金的に荷が重すぎる・・・

最低1年は壮絶なドイツ語の勉強が必要になるだろうし、その前にまず英語をペラペーラにしたい・・・

実は、ドイツ語学部だと留学生の競争率が低かったり、入学条件がややゆるかったりする(※1)らしいのですが、語学の大変さは英語で痛いほどわかっているだけに、踏み出す勇気がありません。

が、いざ検索してみると・・・

英語「だけ」のBachelor(学士) コースはほとんど理系。私の脳みそじゃ到底太刀打ちできなさそうな AI・Biology・Genetics・Information Technology・Physicsなど・・・うーんこりゃあかん。

・・・あれ?そもそも私、ドイツで何を学びたいんだっけ?

先にそこ決めとけよ!!

数年間腰を据えて”楽しく”(←重要) 学べそうな学部ってなんだろう・・・考え出すと止まらず、ずるずる検索沼へ・・・

ちなみにMaster(修士)なら英語コースたくさんありまして、これを見ているあなたが既に学士をお持ちでしたら、関連分野に応募できますよ!

2. 学部選び – CSはやっぱ無理 –

Browse by Discipline – 専攻が色々ありすぎて大混乱

白川寧々さんの発信にすっかり感化されていた私は、寧々さんイチオシのCS学部(Computer Science)からリサーチをはじめてみることに。

PC・システム操作は結構得意だし、需要が高いITスキルがあれば世界中どこでも仕事見つかるし・・・と、思ったものの・・・いざシラバスを見てみると、なんだかどうしてもそそられない・・・。

かなり数学知識が必要だとか、ディープな機械系(?)の内容もみっっっちりやることになると知り、調べれば調べるほど不安が増していく・・・。だって私、分数の足し算・引き算ができないんですよ・・・算数が小3で止まってるんス・・・まじっス。笑えねぇっス・・・

寧々さんがいくら「日本の数学レベルは高いから大丈夫!!」と言ってくれても、さすがに小3じゃ無理だろ・・・賢いドイツ人の中で3年間戦える自信なんて1ミリもない・・・。はい、断念。

(いつか本当にやってみたいと思えたらその時考えればいいし、局所的なスキルならオンラインサービスもたくさんあるし・・・とも思いました)

Bachelor’s Portal 『BachelorのCSって?』 という記事。なんでもサポートしてくれるすごいサイトだ・・・

3. 学部選び – アート・歴史系も気になる –

続いて、歴史やアートのコース!

単純に大好きな分野だし、将来の仕事(ツアーガイドとか?)に活かせたらとってもよさそう!なんて思っていましたが・・・

ドイツ語できねえ奴は無理だったぁぁぁぁ・・・英語の学士コース全然ありません!!!

いわゆる文系で見つかったのは数カ所だけ、それも英語学(English Studies)、英米学(American/British Studies)。 シラバスみると全然興味のない文学(Literature)ががっつり含まれてるし、歴史や美術関連とは別のベクトルだった・・・

さらに追い打ちをかけるように「文系の学位じゃ就職できねえ」という悲しい情報が・・・。

そう、欧州の大学は基本 “就職のための専門性を得る機関“・・・オンラインレッスンでいろんなバックグラウンドの先生に相談したけれど、「卒業後、そのまま仕事見つけるのはちょっと大変かも・・・」という声が圧倒的・・・英語学部じゃドイツ語もそこまで上達しないだろうし、いざ「ヨーロッパ就職」を検討したときに、厳しい戦いを強いられる可能性大・・・

「ドイツ」を優先する限り、アート&歴史は難しい。ここは素直に諦めることに。

さて、みなさん、もうとっくにお気づきかと思いますが・・・

・・・こいつ・・・芯ブレブレじゃねえか・・・

・・・完全に同意。

はい、わたし、『とりあえず学位がほしいかも〜↑↑ フフフ〜↑↑ お花畑キラキラ〜★』 の憧れだけで動いてるアホ野郎です。人の意見にまどわされ、ネガティブな情報に踊らされ動揺しちゃう・・・。

が!!!!!!

これこそが!

自分を知る為に必要なプロセスなんですよっっっっ

(THE 正当化!)

ひとに惑わされるってことは、きっと本当にやりたいことじゃないんです。
去年死ぬほど悩んだ末、 ヨーロッパにいく!と決めた時もそうだった。自分の中に隠れてる本当の答えを探すためには、多少の迷走はつきものなのよ!

さぁ、私はなにがしたい??

4. 学部選び – 翔んでイーロン・マスク –

「どんなにチームや顧客のために頑張っても、偉いひと次第でまったく逆回転が始まってしまう・・・会社員ってしんどいな・・・」

そう思っていたある日。

話の流れで将来についてきかれ、冗談でこんなことを口ばしりました。

「私、起業してイーロン・マスクになります」

うぉぉぉぉい唐突!!!

・・・しかしその瞬間、なんかわからんけどめちゃめちゃしっくりきたんです。

いや、本当にイーロン・マスクになる気は全然ないんですが、バカバカしくて前向きでいいな!って。

これを言うだけで自然と “なりたい未来の自分” が意識できて、興味のあることを深く掘り下げる意欲につながるし、まだ何をやるかも全く未知でフニャフニャノープランのくせに、自分にかけるおまじないみたいに不思議とウキウキしてくる。そしてやはりバカバカしくて好き笑!

さらに、あんなに嫌いだった数学を秋までコツコツやってみる意欲まで湧いてくるではありませんか!すごいぞイーロン・マスク(違う)!

はい。

わたし、起業家目指すことになりました。

(アラフォーになってまで自分探し・・・でもいいんです。自分のヒップは自分で拭います!)

突然、ベルギーで見たパンが光る作品を思い出す・・・私の散らかった脳みそみたい (Vedran Kopljar)

いやーあまりに突拍子もないですが、イーロンのおかげでこれまで興味のなかった「経済・経営・マネジメント」を学んでみたい気持ちが湧いてきました。今やってる仕事の経験も活かせそうだし、ビジネスに対してマクロな視点をもつことは、たとえ会社員になったとしても役に立つんじゃないかと。

さらに、これ系の学部ならフル英語かつ3年修了コースがちらほらある! 学生寮に入れれば、お金もなんとかなりそう!!

いよいよ学校を絞り込めそうな段階に入りました!!

ここまで要した時間、2ヶ月!!(おいいいいい)

5. 立地、重要

ドイツ主要都市。 オレンジは人口の多いエリア。(freevectormaps)

Bachelor’s Portalや ドイツ学術交流会(DAAD) のサイトから、自分が応募できそうな学部を改めて探し始めます。

続いて重要となるのが「大学の立地」!

都会すぎない

ドイツに住む人に常に付きまとう問題、それは「家探し」。

日本と違って一人暮らし用の部屋はあまりなく、基本的に若者は寮やシェアフラットに住んでいます。ただ、ここ数年のコロナインフレ・オイルショック・戦争(涙)も相まって、都市部を中心に阿鼻叫喚の争奪戦 × 値上げ合戦が起こっているそうなのです・・・学生寮も人気すぎてなかなか入れないとか。

家については私がベルリンにいた頃(いやもっと前から)もう既に問題になっており、現地の友達から悲惨な話を散々聞かされていたのに・・・あの頃より苛烈なんてにわかには信じられない・・・。

せっかく学校に受かっても、家がない/ 追い出される / 法外な家賃をふっかけられる / 大家に意味不明のルールを課される(マジでよく聞く) なんてトラブルに振り回されてたら勉強に身が入らない 。 お金の不安が心を蝕むことも目に見えているので、家賃も高い大都市はまず除外。

「確実に安価な家が確保できるかどうか」 はめちゃめちゃ重要。

でも、田舎すぎない

都市部は嫌だとはいえ、せっかくヨーロッパに住んでるのに美術館やライブにいけないのはかなりつらい。せめて週末遊びにいける距離にシティがあってほしい・・・というわがままな私は、「大都市まで1時間以内の郊外エリア!」 という新たな条件を生み出しました。

だって、3年ですよ?3年間ど田舎生活って、お金は楽だとしても絶対寂しいでしょ!

修士じゃなくて学士なので、まわりはきっと若い子ばっかりだし、万が一学校で友達ができなくても、休みの日に都会にいけば気晴らしできるんじゃないかと!(突然のネガティブ)

6. キミにきめた!

あらゆるワガママを総合した結果、私が応募できそう & 条件にあう大学が5つ見つかりました。

いずれも学生寮があり、地域的にそこまで競争激しくない雰囲気・・・(実際のところはわからんけど)

  • ベルリン郊外 × 2
  • ハンブルク郊外 × 1
  • ハノーファー郊外 × 2

・・・本当はもっとたくさんある予定だったのですが、意外にもドイツ語の語学証明 を求められる学校が多かった・・・必要レベルはまちまちで、基本B1(初中級)、なんとA1やA2 (初級)レベルでOKなところも・・・!(それくらいならとっとけばよかった・・・気づくの遅すぎてスケジュール的に無理でした)

一応カリキュラムや選考の厳しさなど他の要素もチェックして、ようやく応募先を決定!!!

いやー長かったなぁぁぁぁぁもーーーー!!!

英語力証明のためのIELTSも本当にしんどかったけど、ついに書類揃えて応募するのみ!!!

7. アラフォー大打撃!突然現れる30歳の壁!

とあるFlatの案内ページ。ワンルーム320EURでキッチン/バスルーム付。破格。

さて、大学申し込み準備の間に寮にも申し込んでおこうかな〜!!少しでも早いほうがいいよね!ということで、各地域や州が運営している大学寮に申し込み。今はどこもオンラインでアプライできるし、デポジット等の送金もWiseを使えばカンタン!

無事に部屋がみつかるといいな〜ワクワク〜♪

が!!!!申し込みから数日後、返信らしきメールがきたのでウキウキ開けてみたら・・・

『あんた30超えてるから受付できないよ』

え?

えええ?

なんと・・・

学生寮、30歳以上お断りだったあああああああああ

許すまじ Studentwerk Potsdam・・・ポツダムだけじゃないけど

うそーーーーーーん。


無になった私

はいいいいいいちょっと長くなってしまった今回の記事、はたして最後までつきあってくれた方はいるのでしょうか・・・

およそ半年に渡るドイツ大学ジャーニー、ここへきて大どんでん返しを食らう羽目に!!

次回何を書くかまだ決まっていませんが、とりあえず お楽しみに!(雑)

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