滞在日 : 2022年9月2日〜6日午後
6年ぶりのドイツ・ベルリン2
蚤の市・カリーブルストそしてプレンツラウアーベルク散策!
前回の続きです!
ベルリンといえば、シュプレー川!奥にみえるのは博物館だらけの世界遺産、ムゼウムインゼル(Museuminsel)!島だけど短い橋で渡ってすぐ。
シュプレー川クルーズ、€14(今のレートだと2,000円近く)という値段にヒヨッてしまった。大人なんだから乗ればいいのに・・・次回こそ・・・(といいつつずっと乗らないやつ)。
渡ります。すごく敷地が広いので、よくストリートミュージシャンとか演説の人?とかがいる。
ふりかえると、テレビ塔。
ペルガモンは巨大すぎて体力がもたなそうなので、今日は歴史博物館にいきます。
アルテスムゼウム(Altesmuseum) 。 日本語だと旧美術館って呼ぶらしい。・・・まぁ、そうか。間違ってはいないね。人間がちっこくなっちゃう巨大な建造物。
すぐ隣はベルリン大聖堂(Berliner Dom)。カトリックっぽい見た目ですが、プロテスタント福音主義派の教会です。工事中ですが十分かっこいい。
ヒラメ?の噴水
川沿いを歩く。
建物がイチイチ無骨でスタイリッシュでかっこいいんですよ。そして観光地だけあって清潔。
← だって。
Geschichte geht weiter = History goes on.
かっこいいんだからー!
デカッ
そして建物かっこよすぎ。
入り口もデカっ!
広い!きれい!
残念ながらメインエリアは改装中の為、企画展エリアのみ。
『リヒャルト・ワーグナーとドイツ国民感情』
19世紀後半、ナショナリズム過渡期のワーグナーはバリバリに国家体制プロパガンダに貢献してたんだぜ!っていう特集。
これ、私を含めた日本人的にはあまりピンとこない話で、単純に「ワーグナーってすごい作曲家だよね!」って知識しかなかったけれど、彼はバリバリのアンチセミティスト(反ユダヤ主義者)だったそうです。ドイツが『国家としてのドイツ』を作るため躍起になっていた“時代”だったのはわかるけれど、現代から見るとショッキングですね。
中の写真はなし。
もう一つの特別展『市民権 – 1789年以降のドイツ、フランス、ポーランド』も鑑賞。
現代の平和なEUにいたるまで、数々の戦争や侵略に見舞われた3国の市民権の変化をまとめています。ナポレオンに制服されたドイツとか、ナチ時代ドイツで生まれ育ったにも関わらず突然『外国人居留者』にされたユダヤ人、戦後のソ連統治による東西分断、そして人種も国籍もミックスされまくった現代にいたるまでの変遷がまとめられたわかりやすい展示でした。これだけで全てを知ることはもちろん不可能ですが、もっと勉強しなきゃなぁ・・・という気持ちが強くなった良い機会に。
『メルケルさんのポートレイト展』もやってましたがエネルギー切れ。
さて。休憩したい。
※ドイツに限らずヨーロッパでは工事やイベントでしょっちゅう道路が封鎖されてますが、警備員なんていないし丁寧な案内もない。「人間なんだから自分で判断できるだろ」っていう放任具合が気持ちいい。
ベルリン随一のメイン道路、Unter den Linden、がっつり工事してます。
あーベルリンドム!
目の前の芝生でゴロゴロくつろぐ人々。いいねぇ。ベルリンだねえ。
さっきのアルテスミュージアム。
ベルリンドムの横に立つモニュメント。
1942年、ナチ政権と戦争に反対するユダヤ活動家Herbert Baumらがここで火を放ち、その後1943年までに多くのメンバーが処刑されてしまったそうです。
歴史を知るための看板やモニュメントがかなりたくさんあって、ひとつずつじっくり見てたらすごい量。
あっクルーズ・・・
いいなぁぁぁぁぁあ
(じゃあ乗れよ!)
いいなぁぁぁぁ!!!
気温20度くらい!クルーズ日和すぎる!
(じゃあ乗れよ!)
カッフェにいきたいけど、このあたりは観光客向けのファンシィ(高級)なお店ばかりなのでちょっと離れよう。
わぁ、ファンシィ!
博物館島のすぐ横にあるフンボルト大学。
憧れるわぁ。。。ドイツ大学落ちたけど・・・憧れるわぁ・・・。
ちなみに・・・
今の正直な気持ちとして『今年はドイツ大学受からなくてよかったかも・・・』と感じています。
超根性ナシすぎて勉強についていけるか不安だったのはもちろん、前代未聞の超インフレ&エネルギー危機の中、無収入でドイツにいたらあっという間にお金がなくなってメンタル崩壊していたんじゃないかと。
今、とりあえずセルビアでギリギリ暮らせているので、自分にできる事を学びつつ次の作戦を練ろうと思ってます!
ハッケシャーマルクトを過ぎて、宿の方まで歩きつつカフェを探す。
なんかオーガニックっぽいシャレオツなジェラート屋さんを見つけた。
みて、このひどい自由な造形を!
€2.5もして、物価の上がったベルリンでもやや高い方。当たり前ですが超うまい。
コーヒーがのみたい
社会主義っぽいビル。いいねいいね。
東ベルリンの象徴がすぐそこに。
6年前ワーホリで過ごした時と大きく違う点がもうひとつ。ミニバイク?スクター?が街中めっちゃ走ってること!私は事故りそうなので乗りませんが、東京でも結構見かけるようになったもんね。
宿に戻りました!!
地味に携帯の充電がなくなりかけてて焦ったわ。
たっぷりのカフェラテ(€3.5) をいただく。
エレベーターに、マスク付きアンペルマン。
窓からのながめ。通りから少し離れているので静かです。
私のベッドは上段・・・なんですが、すごい高さのベッドで一度降りちゃうと荷物がとれない。寝てる時は他の人と距離があるので安心感あります。
ドイツ激安スーパーNettoで買ったブルーベリー、ヨーグルト、そして大好きなClarky’sのピーナツ菓子!!これめっちゃおいしいんですよ!!ワサビ味もあるはずなんだけど売ってなかった。
200gも入っているのでつい食べすぎてしまう。でも美味しい。
清潔でコンセントもあるロビーでPCいじりつつのんびりしました!
翌日!!
(2022年9月3日) いいてんき!朝は14度くらいですが昼間は暑いくらい。ジャケットの下は夏服です。
ベルリンのやや南側、Gneisnaustraße駅に来ました。ここでベルリン在住の友人と合流します!
ベルリンはいわゆる「中心地」がなくて、街全体にいろんなエリアがひろがっています。それぞれカラーがあって楽しい。
お目当ての場所まで少し歩く!
来ましたフローマルクト(フリーマーケット)!
いわゆる蚤の市です。いろんなものがあって楽しい!!
コートとヒートテック以外の冬服を持ってきていないので、セーター的なやつを探します。
謎の水オブジェ。かっこいい。
じゃー
蚤の市とはいえ、やはり6年前より全体的に高い気が・・・かわいい犬の置物に心を奪われつつ、古着のセーターを1枚買いました!!
すぐ横にあるマルクト!!
新鮮なお肉、チーズ、野菜、果物などなんでもある!めちゃ楽しい!が、今買っても宿にキッチンも冷蔵庫もないのです・・・。
あー1ヶ月くらい滞在して色々食べたいー!!
(といいつつ、結局値段にヒヨッて激安スーパーばかり通ってしまう自分が想像できる)
わざわざここで食べんでも・・・というツッコミを無視してカリーブルスト。おいしかった!!
日がさせば温かいので、窓の外も賑わってる。みんな1皿の量が巨大。
おさんぽしつつ、テンペルホフ公園に行きます。
元空港だった当時の建物が残されています。
広い!!
ワーホリ時代、ここでバーベキューパーティーに参加した思い出があります。
From Wikipedia
ベルリン市街地南の、プロイセン軍の練兵場であった場所に、1923年開港。第二次世界大戦下の1941年に、ヒトラーの命令によって、ベルリンを大改造する世界首都ゲルマニア計画の一環として、建築家エルンスト・ザーゲビールの手で空港ターミナルビルが今のデザインに改修される。戦時中はもっぱら軍用飛行場として使用された。
子供向け「自然アートゴルフ」。ゴミ 廃材を利用した遊び場。
広すぎてたどり着けませんでしたが、正面がベルリン・テンペルホフ空港のターミナルビル跡。
自転車で移動しないと全周まわれないほど巨大です。戦後は西ベルリンへの物資輸送空港として活躍しましたが、現代の飛行場とするには小さすぎるため閉鎖となりました。
友人と久々の再会を楽しんだ後、アレクサンダープラッツへ戻ってきました!!
ここでベルリン・ビエンナーレ(Berlin Biennale)のプログラムであるウォーキングツアーに参加します。
お茶したい・・・けど、なんか観光客向けの高級なところばかり。もっとローカルなところがいいなぁ・・・。とウロウロしまくった結果、スーパーでジュースを買ってベンチで休むという貧乏性丸出し休憩となりました。ま、いっか。
さて、そろそろウォーキングツアー・・・と思ったら・・・
場所、まちがえてた!!
全然アレクサンダープラッツじゃなかった!!
実際の会場は徒歩30分かかる美術館前・・・もう間に合わない・・・。
こ・・・
これが、旅の醍醐味ってやつさ!!!
しょうがないので東ベルリン社会主義エリアを散策しながら宿に戻ります。
正面はアレクサンダープラッツ前のガレリア(デパート)。お土産とかブランド品がいろいろ売ってます。
ずーっとそこに居てくれる、優しいベルリンテレビ塔
・・・に向かって手を降る像。 通称 “Goldfinger” と呼ばれる社会主義時代の建築労働者像だそうです。2006年にネジのサビが原因で撤去、修復され、この地に舞い戻って来たのだとか。
木が邪魔よ!!
建物が全部素敵なのよ。
ベルリンの広い空が好きです!
東側を網羅する路面電車も好きです!
超シャレオツ高級デパート“Kaufhaus Jonaß” のビル、 Haus der Einheit (House of Unity) 。
1929年、ベルリン初デパートとしてオープンしたもののナチ政権にユダヤ資産として没収されてしまいました。その後ヒトラー青年隊の事務所になったり、戦後はドイツ社会主義統一党のオフィスだったり、様々な変遷を辿ったビルです。今は再び高級デパートとして活躍していますよ!
オシャレすぎて私は入れなかったけど!
“Es ist nicht zu spät! – まだ遅くない!”
2030年カーボンニュートラル達成の為にベルリンみんなで協力しよう!的な看板。
ドイツの人権と環境に関する推進力は本当にすごいと思う。日本もがんばろう。(お互いいいところを盗んでいきたいね!)
これまたかっこいいビル!学校っぽかった
ああ・・・
たのしい・・・
ベルリン、たのしい。
ワーホリ時代、とっても大好きだったとある場所に向かいます。
みえてきたー!
小高い丘の上が公園になっているので登っていきます。壁と看板がラクガキだらけなのはご愛嬌。
わくわく
歴史ある塔と、のんびりピクニック組。
ついた!
Wasserturm Prenzlauer Berg
プレンツラウアーベルク水道塔!
めちゃめちゃかっこいい!!
全然観光地ではないんですが、こんなかっこいい建造物あります?!
めちゃめちゃ良くないですか?!
天気も良くて清々しくて、しばらくベンチに座って塔をながめておりました。
心満たされたまま宿近くまで戻りつつ、パン屋さんで無意識にケーキを買ってしまった・・・ので、宿に戻ってカフェラテとともにいただきました。今日は全然野菜食べてなくてやばい。
宿の外観。これまたかっこいい。
さて!
これにて2日目終了です!
私の幸福すぎるベルリン散策が少しでもおすそ分けできてたら嬉しいです。
めちゃスローペースなブログ更新ですが、まだまだアップしていきますのでお待ちくださいませ!
ありがとうございました!