移動日: 2022年7月16日
(前回の記事はこちら)
フェラーラ(Ferrara)の続きです!そういえば地図を載せてなかったのでアップしました。
トリエステのすぐ下はクロアチア、右はスロベニア。どちらも車やバスで簡単にアクセスできます。私は今回行きませんでしたが、更に南のモンテネグロの方まで下ってみたいなぁ。
今日は、フェラーラ最終日(3日目)になってあわてて観光した様子をお届けします!!
初めてのイタリア3 フェラーラ観光からトリエステへ
そうそう、1泊終わって2泊目の夜、ホテル予約ページをみたら「朝食付き」って書いてあったんです。
チェックインのときなんにも教えてくれなかったけど・・・!?
・・・若干の憤りをおぼえながらも、夜遅かったのでそのまま就寝。翌朝1階に行ってみたら、ホテル併設のカフェが宿泊者スペースとして仕切られ、がっつり朝食ブッフェが用意されていたのです!!!
さすが海外・・・朝食チケットとかなくて、ただ部屋番号を伝えるだけ。ゆるい・・・。日本のホテルはこちらでいうとかなりハイクラスサービスなんだと思います。
おいしそうなパン数種類、ハム、玉子、プチケーキ、シリアル、ヨーグルト、果物(オレンジとかバナナとか・・・ただし皮付きなので自分でナイフで切る)、紅茶類などめっちゃ充実・・・!本格派のエスプレッソもいただきました。
しかし・・・これを1泊目に逃しちゃったのが悔やまれる・・・。
さて、トリエステまでの電車はまだ先なので、チェックアウトして荷物を預けて街に繰り出します。
が・・・既に暑い・・・
昨夜のライブ後、深夜にも関わらずあちこちジェラート屋さんが開いていて、ライブやシアター帰りのお客さんでごったがえしていました。私も食べたかったけどあまりに混んでいて断念したので、今日は絶対食べてやる!!
イタリアは本当にスーパーがわかりづらい・・・(観光地エリアだけ?)入口以外が隠れていることが多く、よく見ないと見過ごしちゃう・・・
昨日のライブの記憶をもう一度かみしめる
カテドラルミュージアムを見つけたので入ってみます!
素敵な中庭。この建物は旧サンロマノ教会とのこと。
井戸。
受付で「学生?」と聞かれまして、「(通信大学の)学生なんですが、学生証忘れちゃったんです。大人1枚で」と答えたところ 「いいのいいの!学生料金 €3ね!」と通していただきました・・・やさしい・・・フェラーラ・・・好き・・・。
ていうか、実は ↑のようなやりとりがイタリアで何度かありました。大人料金払うつもりで入ったのに、結局学生にしてくれたパターンが・・・。おおらかなお国柄なんでしょうか・・・。ありがたいけどなんだか恐縮してしまう。
あっ!
そういえば!カフェやバルでも・・・
ゆ 「あの・・・お会計お願いします」
店員「はーい!待ってねー!! ・・・(カード端末もってくる) はい!あなたは今日何食べたの?」
ゆ 「??????・・・えっと・・・カプチーノと●●っていうケーキです・・・」
店員 「りょうかーい!合計 €〇〇よ!!」
ゆ (困惑)・・・じ・・・自己申告でいいの?!?!
ほかの地元のお客さんもみんなそんな風に会計してて、ちょっとハラハラしつつ、なんかいいなぁと思ったのでした。
話を戻してカテドラルミュージアム。すぐ近くのサン・ジョルジョ大聖堂(Saint George’s Basilica)にまつわるものが展示されています。
15世紀の羊皮紙でできた聖歌写本がゴロゴロ。こうみえて、めちゃでかい(高さ60〜70cm)。
英語の解説をがんばって読んだところ、これらの彫刻は中世初期のものと思われるが、具体的にいつ、どこに使われていたものかはっきりわからないと・・・とはいえ「こういう特徴があるので多分〇〇時代の〇〇」みたいに説明されてる。
彫像や壁面の一部らは、1735年、フェラーラ最初の公的ミュージアムに収蔵された作品たち。しかしこのミュージアムは1920年に一度解体されてしまい、詳細不明になってしまったものが多いようです。
巨大タペストリーが8枚!1550-1553につくられたもので、フェラーラの守護聖人 聖ジョージ(ゲオルギウス)と、町で最初の司教であったマウレリウスの2人の物語が描かれています。
ゴシック調?の天井もすてき
コズメ・トゥーラ(Cosmè Tura) 1469 ドラゴンを殺す聖ジョージ
こちらに作品リストがあるので、気になる方は調べてみては・・・。
こぶりな美術館でも、英語の解説を頑張って読むとかなり疲れる・・・ということで散歩じゃ!
路地裏がいちいちすてき
お城の外門
アーチ型の屋根付き歩道は「ポルティコ」と言うらしい。
かわいい建物発見。
市民センターっぽい・・・?けどなんの建物なのかわからず・・・。
さて、フェラーラが大好きになってしまったので、お城もいってみることに。暑いけど・・・。
お堀。水・・・みどり。
エステンセ城(Castello Estense di Ferrara)
1385年5月、重税と水害により大打撃を受けた民衆は、
『役人Tommasoが使えねえからなんとかしろ!!』
と、フェラーラ公国 公爵ニッコロ2世(Marquis Niccolò II d’Este 1338-1388)に詰め寄りました。
ニッコロは丸一日かけて彼らをたしなめようと試みましたが、結局その夜、怒り狂った人々はTommasoを八つ裂きにしてしまいました・・・。
・・・
これをうけて、ニッコロ2世は思いました。
『もっと城を強固にしないと、また民衆が暴れだしたら危ない・・・』
・・・えっそこ!?
というわけで、もともと建っていた南側の塔に加えて北側を防御するため3つの塔をつくりました。これらを繋げて四角形の強固な外壁も作り、何かあったら避難できるように、エステ家の邸宅(現在の市庁舎)につながる空中渡り廊下もあったとのこと。(現存せず)
その後、町が発展して当初の防御目的がいらなくなった王族達は、この城に沢山の居室を作り、暮らし始めます。
・・・と、後はWikiみてください笑
中庭はパブリックスペースになっていて、彫刻のまわりでみんな遊んでました。
が・・・暑い!暑いの!!
ほんとうは一個一個の名前や背景を調べたい・・・が、体力と気力がない・・・根性なしです。
チケットを買って荷物をロッカーに入れ、お城の中へ。↑は模型。
キッチンだったお部屋。
結構急な坂道。濡れてたらめちゃ滑りそう。
企画展でポストモダン作品がいくつか展示されていて、デ・キリコのかわいいのがあったので撮っておいた。
さて、屋上に登るチケットも買っていたのでがんばって登ります・・・当たり前だけど階段なのよね・・・
きたよー!フェラーラの街が一望できるよ!あちいよ・・・!!
お城は4つの塔で囲まれています
街の北側。写ってないけど、手前右側に HOTEL EUROPAがあります。
いい街だなぁーーーめちゃいいなぁーーまた来たいなぁーー!!
またお城に戻って、ゲームの間(The Hall of Games)の天井画をおがむ。
首が痛くならないよう、床に鏡をおいてくれてます。
昔の地図。めちゃおもしろい。
広い広いお城の中、じっくりみてたらかなりの時間がかかってしまうので今回はあっさり。再訪せねば。
ひゃー
さて、ジェラート食べにいきます!
昨日通りかかって気になっていたお店、Gelateria La Romana!
フェラーラの路地裏の個人店かと思いきや、イタリア、ドイツ、オーストリア、ルーマニアなど沢山お店のあるチェーン店だったようです。たしかに内装かなりしっかりしてお金かかってる感じ・・・。
・・・まったく英語書いてない・・・アイスの種類がわからない・・・
やさしい店員さんがカタコトの英語でオススメを教えてくれて、ラズベリーとピスタチオにしました!めちゃうまい!!ジェラート屋さんって気になる味を試食させてくれるシステムでとっても嬉しいのだけど、なんか遠慮しちゃうのは日本人だから・・・?
アイス食べて満足したので荷物をピックアップ、バスでフェラーラ駅に戻ってきました!
チャリ男!
やはり夏ということでかなりの人、そして電車30分遅れ。
トリエステに向かいます!3時間もかかるらしい!
・・・チケットは4月頃にネットで購入済みだったのですが、私ったらなぜか1等車を選んでました(早割で€22=約2900円!)。2等車は人でごった返していたのに、こちらはガラガラ・・・!当時の私グッジョブ!!
海がみえてきたーー!(窓きたねえええ)
カルスト台地!
着きました、トリエステ!!!!
イタリアの中でも治安がいいほう・・・と聞いていたので、のんびり歩けたらいいなー!!
さ、ついにイタリア最後の都市にきましたが、続きはまた次回!!
歴史が好きなくせに本を読むとすぐ集中力が途切れてしまうので、
とりあえず現地いく→なんとなく知る→ブログ書くためにWikiる →ちょっと歴史知る
という贅沢なスキームを編み出しました!金と時間かかるぜぇぇぇえ!でも、ヨーロッパでこんな時間を得る事が長年の夢だったので、無事に叶えることができてとても嬉しい。
と、同時に・・・
観光も移動も、そしてブログにアウトプットする行為も、けっこう気力と体力つかう・・・
ということも身にしみて感じているので、「どこかに定住しながら、ツキイチくらいで旅行したい・・・」という新たな方向性が見えてきました。さてこれからどうなっていくのでしょうか・・・!!
書きかけの「ドイツ大学応募シリーズ」も、まもなく完結させる予定ですよ!!しばらくお待ちくださいー!
本日もありがとうございました!
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