※当時の記事が消えてしまっていた為、復旧させました (2022年1月7日追記)
語学学校期間が修了したので6月末からバケーションに入りました。
しばらく旅行しつつ英語の勉強を中心に頑張ります。
2月のセルビアに続き、今度はルーマニアへ。
…なんでまたもやマイナーな国なのかといいますと、フランス、イタリア、スペインあたりは
日本に帰ったとしても(予算と時間さえあれば)気軽に行けると思うんですが、正直ルーマニアには…
うん。行かないと思います。だからこそドイツに居るうちに行ってみようかと。
ベルリン・テーゲル空港。小さい。とても。
行く前に下調べを始めると…ルーマニアはかなり物騒な国だという記事がちらほら。一人旅まずいんじゃない…?
が、大家さん夫婦に聞くと「??え?パリのほうが危ないよ。」という反応。このギャップは一体…。
しかし各国を旅してるこの夫婦が言うなら間違いないはず。チケットとっちゃったし、
とりあえずフライ!!
行きはAir Berlin。飛行機を待ってたら
おじさま「君、北京行き?」(同じロビーに北京行きの列が)
私 「いえ、ルーマニアに」
おじさま「おお!僕も!」
このルーマニア人の方、昔ちょっとだけ日本語を習っていたそうな。観光するならココがいいよ、とか色々教えてくれた。
ブカレスト、オトペニ(アンリ・コアンダ)空港!
もともと遅い便だったものの遅延のせいでなんと夜中2時ちかく。深夜に街歩くの怖いなぁ…
てか文字読めるんですけど!セルビアの時一つも読めなかったから感動。ラテン語グループですもんね。
海外キャッシングでお金を降ろして、適当にジュース買って大きなお札を崩す。店員さん明らかに嫌そうだった…
市街地と空港を結ぶ783番バスが24時間運行しているとわかっていたので、ぼったくりが怖いタクシーは使わず。
チケットはバスターミナル?前のチケット売り場で。
チャージ可能バスカード約7Lei (175円・乗車1回分含)。うち半分はカード代らしい。Suicaみたいにデポジット
なのかと思ったけど払い戻しに関する事は調べても出てこず。チャージ不可の乗車券は2回分で6Lei?
(片道・1回券は存在しない)だったかな。バスが目の前に来ていたので急いで乗車。
※この時のレート 1Lei=25円ほど。
車内はとてもきれいで案内表示もあって(ルーマニア語)快適。街の中心地Piata Uniri 1 駅で下車。
治安の不安もあるしベルリンだって深夜に繁華街を歩くのは勧められたもんじゃないのでかなりハラハラしながら
徒歩5分の宿へ。大通りに面したところを予約してあったので普通に到着。すぐ就寝。
Antique Hostel一泊8.5ユーロ(約1000円)。
とにかく立地が良くてキッチンもあるし便利。窓が少なくて廊下とテラス以外はやたら暗かった。
シャワールーム
ドアなのが嬉しい。Leipzigのホステルはシャワーカーテンしかなくて色々丸見えで困った。(誰もいない時に入りました)
街にくりだします
あちこちでSIMプリペイドチャージカード売ってる。
ちょうど一ヶ月前からドイツVodafoneのSIMカードでEU圏内ローミングフリーになったので購入せず。
古い街並みが残っている通称オールドタウン。
おしゃれなレストランへ。
野菜が食べたかったのでトルコ由来のロールキャベツ「サルマーレ」を注文。
これがなんと…
おいしくなかった…
ロールキャベツがやたら酸っぱくてしょっぱくて…特にポレンタと呼ばれるこの主食、私は好きになれず。
例えるなら離乳食のような…半分以上残してしまった。飲み物と両方で40Lei(約1000円)。
さてお散歩。ゴージャスな内装なのに関係者しか入れないCEC銀行
楽器屋
楽器屋
楽器屋多い
シナイア(Sinaia)とブラショフ(Brasov)にいくチケットを買う為、一番大きい北駅(Gara de Nord)へ。
街並みはおせじにも綺麗とは言えません。道がぼこぼこだったり、建物がボロボロだったり。
市電、バス、地下鉄の他に電線につながったバスもありました。何が違うんだろ。
趣のある建物も見かけるけれど、街全体がなんだか若干ボロ…荒んでる印象。
ネットで悪評高いブカレスト北駅。緊張しながら向かうもごくごく普通でした。
構内
なんだろな。がんばってるけど清潔感がいまひとつ。
ホーム前の広場はお店が沢山。マックもあるよ。
アイスを食べる!
おばちゃんにつくってもらい
2Lei(50円)
そこらじゅうにコーヒーの自販機が。全部1Lei (25円)
読める…読めるよルーマニア語!!!素晴らしい。チケット売り場の場所を聞く。時刻表と便名は調べておいたので
無事に購入(Sinaiaまで約40Lei)。ペラペラではないけどみんな英語喋ってくれる。
野良猫多い。野犬は全然見ない。
Kaufland(ドイツ系スーパー)へ。巨大すぎた。ドイツで普段目にする商品も沢山あった。
地下鉄に挑戦。1回乗車券が存在しないので2回券(5Lei)を買い自動改札を通る。(が、すりぬけてキセルする若い子も)
駅も電車もとてもきれい。改札前には駅員?も居るし、下手したらベルリンの地下鉄より安心。
距離は関係なくて、2回券なら2回移動できる。シンプル。
ルーマニアといえばドラキュラのモデルになったヴラド・ツェペシュ公。彼が作った14世紀の要塞跡。
オスマントルコ軍の捕虜を生きたまま串刺しにしてさらし、それを眺めながら食事するのが大好きだったという狂人。
彼が持つ兵力ではとうてい敵わない相手だったはずのオスマン軍が再度攻めてきた際、累々と続く串刺し死体を前に
戦意喪失させてしまったというルーマニアでは英雄扱いのお方です。
…無理ですそんな世界。中世ヨーロッパの歴史グロすぎ。
中には入らず。
観光MAP
要塞のすぐ隣のクルテアヴェケ教会 16世紀
ヨーロッパはどこいってもとにかく教会・教会・そして教会。キリスト教になじみがないの身としては
「なんでどこ行っても教会ばっかりなの!」なんて思ってましたが考えてみれば日本も寺と神社だらけだった。
超裕福な旧商人の家&マーケット広場 ハヌル・ルイ・マヌク 今はレストラン&ホテル。
どこいってもIKEAがある。巨大企業おそるべし
ショッピングモール。スーパーも入ってる。
モール目の前にあるPiata Uniriの広場へ。
時計の前集合でウォーキングガイドツアーに参加。偶然同じ宿に泊まってる香港人に会う。
昼間一人で歩いた場所をなぞる。またもや英語は6割強の理解度でしたが勉強になった。
1989年まで社会主義共和国だったルーマニアは当時の独裁者のワガママで超巨大なパレスを作ることになりました。
建設地に住んでいた4万以上の人々が追い出され、ほとんどの建物は壊されましたがブカレストにはもともと
歴史的建造物がほとんど残っていなかった為、貴重な教会のみ可能な限り移設されました。これもそのひとつ。
ナショナルミュージアム前のおっぱい犬だっこ全裸男。参加者みんなで記念撮影しました。
写真撮り忘れたけど最後は革命広場へ。ルーマニア革命で若い命が沢山失われたこと、今も当時の権力者が力を
持っていて政治は大きく変われていないことなど話を聴きガイドツアーが修了。寄付制なので思い思いに
ガイドさんにお金を渡して解散しました。
モールに戻ってご飯さがし。謎のパーティが開催されている
ファーストフード店でサラダとポテト。たしか約20Lei(500円)
さて翌日。地図で「パレス」と名のつく建物をみつけたので宮殿目指して地下鉄でふらり。
が…
超近代的ですこと…!!!!!パレス違いだった…
巨大ショッピングモール。これはこれで楽しい。
最上階はキッズ向けレジャーランドになってました。子供なら絶対テンション上がる。
スケートリンク
そこから歩いて15分強で本当のパレス・コトロチェニ宮殿が。しかし予約制の為入れず。
美術館に行くため公園を歩く。
憩いの場…鳥はかわいいが水がきったない。
ルーマニア国立美術館、ヨーロッパ美術館
両方+企画展入場で確か25Lei
1400~近代までの年台からの絵画や美術品を見る。
帰ろうとしたら雨が降ってたのでしばし休憩。
よさげな教会
街中にパン屋さん。
アルファベットの国なので、なんとなくでも読んで注文できるのがとても嬉しい。
わがままで作られた国民の館へ。なんとまだ完成してない。が、壊すほうがお金がかかるので仕方なく建設してるそうな。
坂を登り建物の近くへ。
ゴージャス
3000もの部屋があり、現代美術館も入ってるらしいのだけどもう遅かったので中には入れず。
予約制で見学ツアーもあるそうな。次回行きたいな。
未完成とはいえ作り終わった場所にもうガタがきていて道がボコボコ。
もう夜7時すぎですが明るい
宮殿前の広場になにやら黒い点…
大量のカラス!!!!!!
何かいるらしく必死に土をついばんでた。
帰って寝よう
というわけでブカレスト実質2日間。
建物や道路などメンテナンスが行き届いてなくて荒れた印象の街でしたが普通に平和でした。
ニセ警官も居なかったし、しつこいとはずのタクシー運転手には一度も声かけられなかったし、野犬はほぼ見なかった。
(だからって油断していいですよとは言えませんが)
夜遅くに出歩かない。手荷物は常にホールド。近くに不審な人が居ないか気にかける。道でスマホや地図を開かず
開くときも警戒する。人気のない道や暗い道は避ける(ちょっとでも不安だったら大通りに引き返します)、
あたかも市民であるかのように堂々と早足で歩くなど、気をつける部分はどこに行くときも同じかな。
それでもついた初日はやっぱり凄く緊張したなぁ。基本ビビリなもんで。
そしてこのあとおとずれたBrasov(ブラショフ)がとても良かったのでまた次回。