東欧セルビアで中古車購入 1
日本のオートマ限定免許証を外免切り替え!

こんにちは!
なんかブログのネタないかなぁ…
いや、いっぱいありすぎて何から書けばわからんなぁ…と思ってましたが、今回は…
「オートマ限定だった日本人アラフォーがセルビアでマニュアル中古車買っちゃったぜ!」
って話を書いてみようと思います。
プライバシー上ぼかしてる部分もあるので、セルビア情報!っていうよりイチ個人の体験談として読んでくださいね。
【悲しいネタバレ】
先に言っておきますと、苦労して手に入れたPEUGEOTちゃんは事故であっという間に手放すことになってしまいました。
購入からなんと3か月半…整備とかめっちゃ投資したのに…ああ、さすがセルビア…わかってたよ、お前はそういう奴だって…。でも悲しい。ああ悲しい!!
みんな!これ読んで私の悲しみを成仏させておくれ!(幸いケガはありませんでした!)

ユーゴスラビア車のYugo(後のZastava)はもちろん、ロシアのLada、チェコのSkodaなど日本では珍しい車を見かけるセルビア。
ここはかなりの車社会で、都市部でもファミリー世帯は高確率で車を持っています。
都市間の移動が不便すぎて車が無いと生きていけませんし、夏になるとみんなギリシャやモンテネグロまで旅行したりしています。
…
在住2年を過ぎた私も、いよいよセルビアの不便さに嫌気がさし始めていました。
長距離バスもあるけど行き先が限られているし、ものすごく時間がかかる。車を買うのはムリだけど、せめてレンタカーでおでかけしてみたいかも…と思ったのが2023年。
そこで、いわゆる「外免切替」というのをやってみたのでした。
セルビア免許に切り替えたい!条件は2つだけ。

まずはオンラインで情報収集。
在セルビア日本国大使館のサイトによると、日本の免許を持っている人は試験なしでセルビア免許に切替えできることが判明しました。


なんと、申請条件は以下二つだけ。
- セルビアの長期滞在許可証(ビザ)を持っている
- 有効な日本の運転免許証を持っている
ひとまず「3. 大使館での手続き」に書いてある抜粋翻訳証明を用意するのが第一ステップ。
日本で問題になっていた「外免切替」ですが、いざ自分の身になってみると非常にありがたい制度。
とはいえセルビアでも長期ビザ必須なのに、短期滞在&ホテル住所で取得できていた日本の設定が謎すぎる。
セルビア内務省(MUP)サイトより:切り替えに必要な書類リスト

一応セルビアの公式サイトでも条件を確認してみると、こう書いてありました。
■ 外国人が外国の運転免許証の切り替え(交換)申請を行う際には、以下の書類を提出する必要があります。 ※ChatGPT翻訳
a. 有効な外国の運転免許証および公認の司法通訳者による認証済み翻訳
b. 本人確認書類(有効な外国人用身分証明書または旅券)※提示のみ
c. セルビア共和国において6か月を超える滞在が承認されていることを証明する書類
d. 申請する運転免許のカテゴリーに対応した、自動車および車両の組み合わせを運転するための健康適性証明書(発行から6か月(6)以内のもの)
e. 申請者がどの種類の車両を運転できるか、または有効期限が切れていないことが確認できる書類
(外国の運転免許証の記載内容から、取得カテゴリー/車両の種類、または有効期限が判断できない場合)
f. eUpravaポータルで生成された支払い票(納付書)
つまり…↓↓↓
- 日本の免許&大使館でもらう翻訳証明
- 旅券=パスポート
- 滞在許可=ビザ
- 健康適正証明書
- カテゴリを記載した書類 → 翻訳証明とセットでもらえます。
- オンラインでの支払証明 → ハードル高いので申請時に現地で払えばOK!
大使館の案内にあった 1) 所定の申請書 の記載がない。
自治体によるのかもしれないけど、私(ノヴィサド)の場合は職員が作成したものにサインするだけでした。
d. の健康適正証明書 は、大使館サイト (6)健康診断書 のこと。後でセルビアの友人に聞くことにします。
大使館に問い合わせ、免許の抜粋翻訳証明をもらう

大使館のHPから、メールで問い合わせを送りました。
★メールに記載したこと
・免許証の抜粋翻訳証明の依頼であること
・免許に記載されている情報(氏名、住所、免許番号、有効期限など)
・セルビアの住所と連絡先
添付:日本の免許証の写真(表・裏)
決まったフォーマットはなく、どこまで書く必要があったのかわかりませんが、これで受け付けていただきました。
3営業日後には完成するとのことで、そこから対応可能時間を確認し来館アポイントメントを取ります。
※急に大使館に出向いても入れません!
※状況によって回答や手配に時間がかかることもあるので、余裕を持って相談しましょうね!

というわけでノビサドの家から約1時間半かけて、ベオグラードの大使館へ向かいます。
そこまで遠くないし、こういう用事があるおかげで観光したり友達に会ったりできるので地味に楽しい。
大使館に持っていくもの
・日本で発行した自動車運転免許証
・パスポート
・手数料 1,750 RSD
確かこの時がセルビア大使館初来訪。
大使館なだけあってセキュリティが超頑丈で、通信機器やパソコン、携帯は一切持ち込めません。
とても親切なスタッフさんに対応いただき、無事に免許の抜粋翻訳証明をゲットできました。
指定の医療機関で健康適性証明書を取得

私の場合、仲良しのセルビア人に付き添ってもらってなんとか確保。
外から見たら絶対に廃墟だろ…ってくらいボロボロの公立窓口(現在は閉鎖)で、受付も案内板もないめちゃくちゃ謎な空間で二人とも右往左往しながらヒーヒーいって取得したもので、まず受付を探すのに苦労し、やっとのことで見つけたら今度はオリエンテーリングのような紙をもらい、細い廊下に10個くらいあるドアをかたっぱしからめぐって各ドクターに会って問診、サインをもらう仕組み。友人ですら「これは意味わからん」って言うくらい不案内なシステムで、一人だったら絶対泣いてた。
証明に必要なドクターチェック
・一般内科医による診察
・眼科医(視力の専門医)による診察
・神経精神科医による診察
・心理士による検査
もう2年前なので正直あんまり覚えてないけど、いわゆる普通の健康診断。
心理士が精神状態?をチェックする時は、「ドラッグはやるか?」など、NOとしか答えようのない質問で面白かった。
日本人は珍しいのでフレンドリーに話しかけられたりもする。
プライベートクリニックの方が英語対応してくれたり親切だし、そこまで高くないのでおススメ。(私が調べた限り 2,500~4,000din)
以下の文言で検索すると対応施設の情報が出てきます。
都市名 + Lekarski pregled za vozače(運転者向けの健康診断)または Lekarska uverenja za vozače(運転者向けの健康証明書)
免許カテゴリ:普通の免許なら カテゴリB になります。
ノヴィ・サドの内務省窓口MUPで申請&支払い

さて、書類がそろったのでいよいよ申請。
Google Mapsでセルビア内務省オフィス「MUP」を検索すると、窓口がいくつか出てきます。私は友人から教えてもらった近所の窓口へ行きました。
内務省は警察と同じ管轄?なので、警察署の中にも窓口がある。
が…

どのカウンターに行けばいいかわからない。
全ての案内はセルビア語だし、Google翻訳を駆使したものの、外免切替のことは書いてない。

IDカードとパスポートは①
運転免許の申請は③
免許の受け取りは②
正解は③
私はとりあえずわからんので①に並び、当然「③に行け」と言われて並びなおしました。
このパターンは今でもよくあるので気にしないんだもん!ぷん!

セルビアの公共施設には必ず PAUZA(ПАУЗА)がある。
この時間は泣いても笑っても一切対応してくれないのでひたすら待つしかない。
↑によると、この窓口のPAUZAは10時と17時に各30分。私は運悪くこの17時につかまってしまった&列が長かったのでかなり時間がかかりました。
なお、コロナ時代の ”2mソーシャルディスタンス” の紙がどこいっても貼ったままですが、そんなことは誰も気にしていません。
記憶が曖昧なんですが、確か先に3番窓口に行って、「このメモを見せて、そこの支払い所で払って来い」って言われた気がします。
MUPには必ず Menjacnicaという支払い所が入っているので、どんな手続きもそこで現地払い可能。
eUplavaっていうオンライン決済システムも一応ありますが、「これじゃない」って言われたら悲しいのでやめておこう。

奥にあるのがMenjacnica。
外貨両替に加えて、あらゆる請求書の支払いや振り込みができる。MUPサービスはカード決済もOK。
無事に切替費用を支払い、後もう一度③番窓口に並び、書類にサインし、写真を撮られ、控えを渡されたら申請完了!
英語は通じたり通じなかったり。どなたかセルビア語わかる人と行くと超安心です。
ちなみに免許用の写真は…せっかく自分で持ってったのに使ってもらえず、ドすっぴんのショボショボ顔を撮られました…。
★補足 ー日本の免許は取り上げられます
セルビアでは海外免許であっても複数所有が認められておらず、申請時に日本の免許証を没収されます。
が…(詳しくは書きませんが)なんだかんだ後で戻してもらえるので心配しなくて大丈夫。
免許証を受け取り!

というわけで約1週間後、無事に免許を受け取れました!!
なんとおよそ10年有効。凄い助かる…!
そうそう、画像にある「出生地」ですが、ヨーロッパのあらゆる身分証には必ず生まれた街の名前が書かれていて、これがめちゃくちゃ大事なんだそうです。
ただ、パスポートには都道府県しか書かれてないし、出生証明書なんて持ってないし…というわけで、パスポートに記載のCHIBAを出生地だと言って事なきを得ました。
実際に生まれも本籍地も千葉なので多分大丈夫…。
このあたりは私もサッパリわからんので何も保証できません。
そして、ここで衝撃の事実が発覚。
セルビアには”オートマ限定”なんて概念が存在しないので、
私のAT限定免許が、自動的にMT・AT免許にアップグレードされました!
本当にそれでいいのか警察まで確認に行きましたが、大丈夫なんですって!
(オートマ限定?何言ってんの?)って顔されたよ…確かにセルビアは90%以上がマニュアル車。
この変更のおかげで、わたしは後にマニュアル講習を受け、マニュアル中古車を購入する流れになるのでした…。
かかった費用

というわけで、かかった費用は以下の通り。
日本→セルビアへの外免切替え費用 ※2024年1月当時
- 大使館での抜粋翻訳証明 1,750din
- 大使館への往復交通費 約2,000din
- 健康適正証明書 2,300din
- MUP 免許切替申請 12,300din
合計:18,350 din
今のレートで約28,000円ほど!
おまけ

セルビアの免許証で他のヨーロッパ各国は運転できる?
これがかなり謎のままなので、わかったら別でブログを書こうと思います。
友達に聞くと「え?みんなドイツとかイタリアまで車で旅行してるよ?」って言われるんだけど、外務省のサイトを見ると国ごとに細かくルールが決まってるっぽい…
隣接するボスニア、クロアチア、ハンガリー、北マケドニアあたりは特別な書類は不要っぽいけど…わかる人いたら教えて…。
実は、これもやはり警察に質問しにいったことがあるんだけど、「別の書類なんていらないよ」って言われて終わったのよね…謎が謎を呼ぶ…。
日本の免許を持っていない場合は?
セルビアの教習所に通って試験に合格する必要があります。
ベオグラードやノビサドなら英語で受講できるコースもあると思いますが詳細不明。
自動車学校は AUTO SKOLAで検索すると出てくるので調べてみてね。最近はインフレのせいで、普通免許取得コースが1800ユーロくらいするみたい。
国際免許証じゃダメなの?
日本で発行した国際免許証は1年しか有効じゃない&延長できないので、長期滞在する人は外免切替した方が便利です。
ワーホリの人や、海外に引っ越すけど1年以上いるかわからない人はとりあえず国際免許証でいいと思います。
まとめ

アパートの水漏れトラブルやビザ更新などもあり、大使館とのやりとりから免許ゲットまで半年もかかっちゃいましたが、2024年1月、無事にセルビア免許をゲットできました。
もともと「レンタカーしたい」と思って取得したものの、いきなり知らない車を運転するのが怖くて(セルビアの運転マジで荒すぎる&交通事故多すぎ…)一度も運転しないまま1年も経過してしまいました。
次回、「突然MTATに進化した私がマニュアル運転講習を受けた話」をしたいと思います!
お付き合いいただきありがとうございました!



