滞在日:2024年6月15日~22日(途中 ヴルニャチカバーニャ&リバルスカバーニャ1日づつ)
セルビア旅 クルシェバツ 前編
オスマントルコと戦ったセルビア候 ラザールの町
6月に行ってきたクルシェバツ旅。
小ぶりながらも見どころいっぱいで楽しかったのでまとめてみます!
クルシェバツ基本情報
クルシェバツ(Kruševac) は、ベオグラードから車で2時間ほどのセルビア南部の町。高速バスだと途中の街に停車したり、休憩をはさむので2時間半~3時間くらい。
2022年時点で人口は広域113,582人、セルビア第8の都市です。
近くに クラグイェヴァツ(Kragujevac)とクラリェヴォ(Kraljevo)という別の街があるのですが、セルビア人の友達がこの3つを何度も混同してて面白かった。名前が似てるとみんなこ混乱するんだな。
ちなみに、横浜に住んでいた私は大倉山と大岡山と上大岡でいつも混乱してました。
アクセス:ベオグラードからクルシェバツへ
前日、ベオグラードで The Smileというバンドを見に行っていたので、宿から直接バスターミナルへ移動。暑くてやばい。そして、移転まぢかの古いバスターミナルなので、トイレが和式みたいな超使いづらいタイプ(1回 100din)でした。写真は撮ってませんが、大きい方の場合「出るものも出ない」感じのトイレ笑 なので、多少お金かかっても近くのカフェに入って借りたほうがいいかと。集金&掃除係の人がいるので不潔ってわけではないです。
ユーゴスラビアのレトロ感漂うこの景色も、もうすぐお別れ。
『Peron○○ 』って言われたら、「○○番のプラットフォーム」って意味。
【セルビアチケット解説】
・Bac (Bas) = バス
・Перон (Peron) ペロン = ~番線 / ~番ホーム
・Кола (Kola) コラ = ~号車
・Седиште (Sediste) セディシュテ = 座席番号
※キリル文字で書かれてますが、せめてラテン表記にしてほしいですよね…。
クルシェバツ行きは 1,600ディナール(2,160円くらい)+ ターミナル利用料(St.Usluga)がなんと1人250ディナールもとられる。
バルカンのバスターミナルではたいてい取られる。ノビサドは確か135 ディナールほど。田舎だと50~100 。
このターミナル利用料を払うと、入場切符 または 専用コインが渡される。
入場コインを持ってゲートへ。
しっかりしたゲートがあるので、そこにコインを挿入するのかと思いきや…全部故障中。
となりにいる警備員のおじいさまにコインを渡します。おじいさまだけど外国人に慣れていて「サーティーン!」と英語でホーム番号を教えてくれました。
セルビアでは英語のほかロシア語/ドイツ語/スペイン語などを学んでいた人も多く、嬉しそうに外国語を使おうとする人が多くてほっこりします。
【注意】
2024年9月29日以降、ベオグラードのバスステーション(ターミナル)は、Novi Beograd駅のとなりに移転します!!
現在の旧市街近くではなく、Novi Beograd(New Belgrade)という駅のすぐ隣に新しいバスターミナルがオープンしますのでご注意ください!また、しばらく混乱が続くと思うので、時間に余裕を持った移動をおススメします!!
しゅっぱーつ!
切符には席番号書いてあったけど、バスによって適当に座っていい時もある。よくわからない。
のどかな景色を進む。
セルビア南部は山が多く、スキー場もあります。北部は北海道みたいに超平らな地形。
2時間40分ほどでクルシェバツつきました!!
暑い!!6月半ばなのにクソ暑い!
クルシェバツ 宿のアパートメントと街並み
のどかな雰囲気です。
バスステーションの隣(写真で写ってない方)にドイツ系スーパーLidlやドラッグストアDMがあるので、買い物したいかたはそちらへどうぞ。
いたって普通のバルカンの街並み。
宿に到着! キッチン付きで1泊25ユーロ。
とっても清潔でホストもいい人でしたが、ソファベッドが固くてつらかった…涙
奥はバスルーム。なぜか洗濯機の洗剤はついておらず、近くのスーパーでバラ売りしてるのを買いました。
滞在中、左側のコンロ一つ+フライパン+小鍋だけで結構色んな料理をしました。ホストに相談すれば必要なキッチンツールは貸してくれるっぽい。
窓からの景色。うーん、典型的なバルカン。
土日は、向かいにあるレストランから深夜まで爆音でバルカンカラオケが流れてて困った。まぁ、ホストのせいじゃないから仕方ない。
歩いて5分で市街地という、とっても良い立地。
かつてメインデパートだったらしい古いビルがレトロ。
ノビサドでは姿を消しつつある、乳製品ミルクショップ。新鮮なチーズやヨーグルトが買えます。
だいたい牛が描いてあるのですぐわかる笑
中心地近くのミルクショップ。店員のお姉さんが英語を話してくれてスムーズに玉子と牛乳が買えました!適当に選んだチーズがすごくおいしかった!
Prince Lazar Monument
街からちょっと離れたところにある ラザール王子(正確には王子じゃないんですが、英語にあてはめられるタイトルがなく、王とか王子と呼ばれてます)+2人の騎士?のモニュメント。
すごく精工で、こちらをじっと見られているような感覚になります。
ラザール遠くて見えない。
巨大すぎておさまらない。
ラザール王子モニュメントの近くに、小さい 恐竜パークがあります。
いくつかの恐竜モニュメントと子供の遊具広場があって、ファミリー向け施設。入場料 大人 250din (300円強)。
わざわざいかなくてもいいですが、一応入ってみました。
…ええと
…まぁ、まぁまぁでした。
美しい市庁舎とモザイク壁画・ステンドグラス
シティホール=市役所。
中に有名な壁画のお部屋があって、観光客だから壁画(Mural)が見たいっていうと入れてくれます。私が行ったときは「今結婚式してるから1時間後に来い」と言われました。
市庁舎の中。とっても壮大な建築。
モザイク壁画!
ステンドグラス!
前の赤いテーブルで、結婚の儀式が行われる。セルビアは正教会の洗礼を受けていれば、教会で結婚式ができるらしい。
床にも。
ということで、クルシェバツ第1弾はここまで!
次回はセルビア王国の遺跡と、セルビア王子ラザールの教会を紹介します!!