滞在日 : 2022年9月2日〜6日午後
前回の記事はこちら
はーーいお待たせしております!yumen★です(キラリーン)!
ベルリン編最終ブログがようやく・・・完結します。 今回も素敵な景色がいっぱいです!
ていうか8月にセルビアに来てからなんと丸4ヶ月経とうとしてるんですね。あっという間だな・・・。
この後は、めちゃめちゃニッチとは知りつつもセルビア国内旅行記事も書こうと思ってます。超スローペースながらセルビア語も学んでますよ。やることどっさり!がんばる!
6年ぶりのドイツ・ベルリン3
東ドイツ社会主義エリア散策そしてグルメ!
↑ すみません・・・ちょうどいい写真がなくて前回載せた写真を再掲
2022年9月4日(日)
毎日スッキリ晴れていて本当に気持ちいい。
朝晩は15度くらいで結構寒いのに、ロビーの扉も窓も全開★のヨーロッパホステルにも慣れてきたところです。きっちり室温コントロールしようとする日本人って実はかなり寒がりなんじゃないかしら。
そうそう、ホステル滞在が久々だったこともあり眠れるか不安でしたが、耳の穴に入れるタイプのイヤホン(名前がわからん)のお陰でしっかり眠ることができました!
というのも、途中で同室になった男性旅行者(数名)のイビキが爆音でまぁやばかったのです!イヤホンを耳に入れることでかなりノイズが軽減され、なんとか眠れるレベルを維持することができました。
全然関係ないけど、アメリカ人の声のでかさはなんとかならんの・・・?(偏見)
経験上、どうしても男性のほうがイビキ率高めです・・・。そして体臭・・・。
ホステル全体の清潔さにも救われました。部屋にゴミや髪の毛が落ちまくってたり、水回りが汚いとそれだけでテンションダダ下がりですもの・・・(経験者)。シャワーの水圧もバッチリ!立地もいいしスタッフも親切だし、次回は同じ宿の女性専用ルームにしようっと。
写真がない!!!すみません!!
昼前にベルリン在住の友人と待ち合わせして、巨大フリーマーケットで有名なマウアーパークに行きました。毎週日曜日に開催されていて、家具、骨董品、絵画、若手アーティストの服やアクセサリー、一般の人のフリマ、食べ物や飲み物まで、なんでも売ってます!
が!
ド観光地なので全体的に物価が高め。クラフトビール1杯€7(1,000円)〜以上!庶民の食べ物のはずのカリーブルストだって同じくらいします。見てまわる分には楽しいので、沢山おしゃべりしながらウィンドウショッピングを楽しみました。あとベルリンだけあってほぼ100%英語通じるのがすごい。
この日の友人は、ワーホリ時代に行った語学学校のクラスメートです。
当時たいして英語ができなかった私にとっても優しくしてくれたアメリカ人。なんと6年ぶりの再会だというのに、快く迎えてくれてとっても嬉しかった・・・。彼女はいまやドイツ語ペラペラ。(私は・・・聞かないで笑)
その子が『マウワーパークは観光地価格でなんでも高い。道の向かい側のトルコ人フリマの方が安い』と教えてくれて食べたトルコご飯です。おいしかったーっ!
友人が食べてたのはこちらのラップサンド。
トルコエリアにもこれまた様々なものが売られていて、ゴミの山のようにうず高く積まれた洋服がドドーンと何列も連なっています・・・(写真なくて本当にゴメンナサイ)。
その洋服の山ををかきわけてかきわけて、あーでもない、こうでもないと品定め。とってもかわいいカーディガンを含め3着ほど購入しました。
最初『3枚で50EUR』ってふっかけられ、交渉の末なんとか25EURになりました・・・まぁ、それでも是タイぼったくられてる・・・観光客だと思って完全にナメられてましたね。まぁ・・・観光客なんですけど笑。
そして・・・
今度は二人でKW Institute for Contemporary Art という現代アートミュージアムへ。その子が事前に『第一日曜日は美術館がタダよ!』と教えてくれたおかげで、0円チケットも予約済。
・・・ていうかここ、前日に場所を間違えて参加できなかったウォーキングツアーの集合地点だったのです。友人は今日開催される同じツアーを予約しているということで、『大丈夫そうだったらyumekoも一緒に参加しちゃおう!』と誘ってくれました。
結果・・・
予約もへったくれもないラフな空気で、当然のように私も参加できました!
Hiking with Extremely Old Men というタイトルのツアー。めちゃ老人と歩くのかと思いきや、KWのメディエーターであるRaoul Zoellnerさん(若いお兄さん)がガイド。
って・・・
今になってこの方のプロフみたら、Boros Collectionのディレクターもやってる人だった・・・やべえ・・・結構すごい人なんじゃ・・・汗
地球の歩き方『元防空壕の現代アートギャラリー<ボロス・コレクション>』
ボロスコレクションについてはこちらをどうぞ(日本語)
プロイセン王国の時代、要塞都市として発展したベルリンの歴史を、KW Institute周辺の建物や遺構から追っていくツアー。全編英語でしたが、なんとか9割くらいはわかったかなぁ。歴史の知識がないのが悔やまれる。もっと知りたくなりました。
現在、ベルリンの超一等地となっているミッテ地区。17〜18世紀頃まではなんとド貧民街で、19世紀からは市民権が認められた(でも自由ではなかった)ユダヤ人の居住地となりました。
(間違ってたらゴメン)
ソフィア教会。
1700年初頭、30年戦争による人口減から回復しつつあったベルリンでは、貧困と病によってバタバタと人が亡くなっておりました。街の教会が無料奉仕での埋葬に対応しきれず職務拒否しはじめた頃、当時のベルリン市長 Christian Koppeさんがミッテ一帯の土地を買い上げ、貧困層の為の市民墓地を作ったそうです。
ソフィア教会周辺もとにかくひたすら墓地だったのですが、現在は全て移設されて普通のラグジュアリーエリアに変身しています。Koppeさんかっこいい。
ちなみにこのソフィア教会はプロテスタントで、旧東ドイツ時代は政府プロパガンダの一貫としてここにマーティン・ルーサー・キング牧師が呼ばれました。
『アメリカではひどい黒人差別をしている!あいつらは悪い国だ!そんな悪い国と戦っているヒーローがいる!!』的な・・・
ソフィア教会(ソフィアンキルフェ)のすぐ後ろ、ホフマンコレクションのビルに来ました。
ベルリンの壁崩壊後、ボロボロの工場跡だったこのビルを買ったコレクター・ホフマン夫妻は、40年にもわたってアートを収集していました。
現在もご自宅であるロフト階にご婦人が住んでおり、個人ミュージアムとして来場者を受け入れています。(完全予約制・ガイド付き入場のみ)
ビルの他の部分はテナントになっていて、おしゃれなカッフェやオフィスになっています。壁が崩壊した当時、ベルリンのこのエリアがこんなに栄えるなんて誰も思っていなかったそうです。
ただそれは・・・
資本主義を知らなかった東ドイツの人たちの話。
壁の崩壊後、西ドイツや欧米から多くの資産家や投資家が不動産を買い漁り、結局最後に笑ったのは地元の人ではなく、西の人々だったそうです。キャピタリズム、恐るべし・・・。
若くてお金がないアーティストを無数に受け入れてきた自由の街ベルリン。だいぶ認知されて高級になったとはいえ、やっぱり器のでかい街です。
(勝手なイメージですが、ベルリンは高円寺・下北沢のようなところ・・・が、どちらも今は高級オシャレ街ですね・・・涙)
たっぷり歩いたガイドツアー、本当に無料でいいんですか?!という充実っぷりでした。すっかり時間が経ってしまい、あまり多くを思い出せないのが悔やまれる。もう一度ベルリンにいかなくては・・・。
この最上階にホフマン夫人がお住まいです!かっこええな・・・!
アレクサンダープラッツのパークホテルとテレビ塔。東ドイツの象徴を眺めながら解散!
お腹がすいたのでご飯を食べに向かいます。
お恥ずかしながら今まで知らなかったのですが、フランクフルタートア(Frankfurter Tor)のように「トア(門)」のつく場所は旧ベルリン要塞をかこむ外門跡だそうな。
パキッとスカッとしたベルリンの空〜!天気に恵まれて本当によかった。
Rubens Arepas というベネズエラスタンドに来ました!!
ここ、ボスニアの宿で出会ったベルリン在住コロンビア人に教えてもらった店なのです。
めちゃうまー!!
テイクアウトメインの小さい店ですが、おすすめされただけあって超おいしかった。やっぱおいしいものは人に聞くのが一番よねぇ。
さて、おなかがいっぱいになったところで近くのSPÄTI (24時間営業のミニコンビニのような店)でビールを買い、二人でのんびりしました。おしゃべりが止まらなくてとっても楽しかった。そして英語のリスニングになりました・・・帰る頃にはヘトヘト・・・。
時間は飛びまして、翌日!!
この日は日本人の友達とランチです。ベルリン満喫しすぎててやばい。
相変わらずスッキリ晴れて気持ち良いので、電車代をケチって健康のために1時間ほど歩いて集合場所に向かいます。
ずっと東ドイツから出ていません
歩道または車道に自転車専用道があるのですが、そこをチンタラ歩いてると容赦なく罵声を浴びせられますのでご注意ください。
トラムは東ドイツ側にしか走ってません。
なんか意味ありげな公園をみつけたので入ってみる
Volkspark Friedrichschein フリードリッヒシャイン市民公園。でかい。
すごい神殿エリア。1913年完成のフェアリーテイル噴水で、グリム兄弟の童話を元にした石像が並んでいます。
奥にいくと帰ってこられなさそうなので道に戻ります。
亀さんばいばい
街中に緑がいっぱい。
右奥に、なにやらすごいポーズの像。
第二次大戦中にスペインで起こったアンチファシズム運動(1936-39)のための碑。像が作られたのは30周年?記念の1966年。
Monument to the German Interbrigadists Spain fighter monument
ドイツに限らず、戦争の爪痕はそこら中にのこってる。今の先進国の平和さを当時の人が見たら泣くとおもうよ。『選べるものなら、平和で自由な世界に生まれたかった』・・・て。もう・・・しみじみしちゃうよ。
教会っぽい
Auferstehungskirche – Pfarrsprengel Friedrichshain-Nord 福音派教会。
さてずんずん歩きます。コンサートやアート展示のポスターがいろんなところに貼ってあって楽しい。
イベントが多すぎて全部行けないのがつらい・・・東京と同じやね。
カール=マルクス=アレー(元スターリン通り)を進みます。
ソビエト管轄の東ドイツは社会主義国ですが、西側から見える表のエリアだけめちゃくちゃ豪華にさせて、「東ベルリンは豊かだぞ!!」とアピールしまくっていました。テレビ塔もその一環。
ドイツに限らず、街の時計は3割位壊れてます。↑は合ってた!
無事に友人と合流!彼女とは日本で一度会ってるので、3年?4年ぶり??
ものすごい努力家で、ドイツ語ペラペラのベルリナーです。
天丼!!あまから!米!コメ!!
おいしかったー!うろ覚えですが天丼€15 + ドリンクで合計 2,500円くらい。
英会話講師のバイト始めてなかったらヒヨッ食べれなかったかも・・・『貯金ならある!』って息巻いてた癖にいざとなると貧乏性が炸裂してしまう私。わずかでも収入のアテがあるって大事ですね・・・。
THE!ベルリン!なWarschauer Straße – ワルシャワーシュトラーセ周辺を散歩。
あれ・・・昨日もこの辺来たんだけど・・・いやいや!いくらでも楽しめるぜ。
すっかり近代的になった駅。近くにでっかいモールもできてるし、様変わりしてるなぁ。
スタバ?!
これは意外。珍しいので逆に行きたくなるパターン。
そして・・・
来ました!!!この友人が店長を務める、Hako Ramen original am Boxi!!
【注意】
近隣にHakoの名前をパクった Hako Ramenが2つくらいあるのですが、それらはまったく別会社!!味もサービスも全然違うので要注意。ちなみにオリジナルHako Ramenは、近日に Niko Niko Ramenという名前に変わるそうです!是非行ってみてね★
さきほど天丼を食べてしまったので、お子様ラーメンを頂きました。
うまぁ・・・ (*´﹃`*)
ベルリン、ご飯おいしすぎ・・・。
友人とたっぷりお喋りした後は、カロリー消費のためにも歩いて宿に戻ります。
マルクス。
モスクワレストラン。営業してなさそうでした・・・。
STOP WARS – ウクライナから多くの難民を受け入れているドイツ。政府が空き住宅を借り上げて彼らに提供している為、ただでさえ逼迫していた住宅問題が更に悪化しているそうです。とはいえ人道支援も大切だし・・・うーん・・・。
はい!!
長くなりましたが、6年ぶりのベルリン旅もこれにて終了です!!
この翌日は長距離列車でゲルンハウゼンに向かい、7月にお世話になった友人宅に再びお邪魔させていただきました。(2ヶ月間スーツケースを預かってもらい、沢山もてなしてもらい・・・もう感謝しかないです・・・。)
どうですか?
ベルリン、最高でしょ?!?!
そうです。最高なんです。
今いるセルビアから直行便2時間で行けるので、また2023年もフライしちゃうぞー!!
長いブログ、読んでくださりありがとうございました!!
ゴミ回収が大雑把でむしろ気持ちいい。