東欧セルビアで中古車購入 2
セルビアの自動車学校でマニュアル運転講習!

Novi Sad parking

はいはいー!

シリーズ第2弾、マニュアル運転講習の話です!
講習中は写真撮る余裕なんてなかったので関係ない写真ばっかりになりますが、おとぎ話として聞いてください★

マニュアルか、オートマか

野良わんさん

免許証だけはMT★ATに進化したものの、日本でマニュアル車運転できる人なんて農家か運送・建設業(そして一部の車マニア)の人しかいなくなってるんですよ。
かくいう私も、マニュアル車なんて一生乗らないと思ってました。不器用で大雑把な自分が運転できるはずないし…レンタカーもオートマでいいじゃん?って…

だから、中古車を探し始めてから数か月間はオートマばっかり探してたんです。
100万(6000ユーロ)もあれば余裕でいい車が買えると思ってたんです。

でも…

セルビアの中古車サイトpolovniautomobili から

走行距離27万キロで…

1万ユーロ…

…つまり…165万円?!(今のレートなら185万円!)

誰がそんな車買うんだよ!日本でその額出したら小さい新車買えるでしょ!!
しかも日本と違ってだまそうとしてくる業者が多くて、値段だけでホイホイ買うと後で痛い目に遭う…一体どうしたらいいんだ…

調べれば調べるほど、私のキツーイ財布の紐から悲しい嗚咽が聞こえてくるのでした…。

周りのセルビア人の友達に聞いたところ、みんな乗っているのはマニュアル車。
オートマなんてここ数年で普及してきたけど、

なんて考え方まであるらしい。
バルカン半島の国ってまだまだ「男らしさ、女らしさ」の固定観念が強いんですよね。
テレビとか見てても、ムチムチ髭男+グラマラス長髪レディーがいっぱい出てきます。ネットの普及で大分多様化してますが。

そして超絶関係ないけど「男は黙って~」のキャッチコピーはサッポロビールのCMから生まれたらしいです。
「へぇー」をたくさんください…。

テレビ、雑誌、新聞、ポスターなどで重層的に宣伝コピーを見聞きすることで記憶しやすくなり、テレビがほとんどの家庭に普及した昭和40年代以降、ビールの広告からいくつもの流行語が生まれた。その代表が1970(昭和45)年の三船敏郎を起用したCMのコピー「男は黙ってサッポロビール」と、同年の仲谷昇・岸田今日子夫妻を起用した「キリンビール」CMのコピー「どういうわけかキリンです」で、実際の夫婦がビールの広告に登場するのはこれが初めてであった。また、昭和50年代以降は20代の若者を意識したCMが増えた。

ビール広告の歴史 -(6)戦後のポスターとCMより

さらに、車を持っているセルビアの友人たちは口をそろえてこう言います。

「マニュアル車、思ってるほど難しくないわよ!」

どっちみち友人と車で旅行とかしたら、私もマニュアル運転しないとだし…。
マニュアルの方が壊れにくいとか、燃費がちょっといいとか、色んな情報が頭をグルグルし始めます。

そして思いました。

それで本当に絶対無理だと思ったら諦めよう。
命はお金で買えません。50万より、安全の方が大事です。

前に書いた通り、結局 車買ってすぐ事故ったんですけどね…一応言っとくと、完全な貰い事故なのでオートマ/マニュアル関係ないです…
まだ悲しみが癒えてないので、落ち着いたらいつか詳しく書きますわ。

英語で受けられる運転講習探しとお値段

セルビアというかヨーロッパにはコース付の教習所が存在しないらしく、テストで仮免を取ったらすぐ路上講習が始まります。
教習中は必ず車の上に黄色いサインを付ける必用があって、街中で朝から晩まで沢山見かけます。車社会ですからね。

色々サイトを見てみたけれど、基本的に「免許取得コース」の案内ばっかりで練習コースの情報がない。
仕方なく散歩の途中で見つけた自動車学校(セルビア語でAuto Skola – アウトシュコラ-) に飛び込んで聞いてみました。

お世話になった Auto Skola ORBIS

受付は若いお姉さんで、英語が通じました。
一通り事情を話した所、英語が話せる講師が1人いるとのこと。
マニュアル特化の講習はない(セルビアで免許取る人は全員マニュアル講習だからね)が、時間単位で買える練習チケットがあるとのこと。

気になるお値段は…

Auto Skola ORBIS
90分 × 1レッスン – 3,600din
(約5,000円)
90分 × 5レッスン 15,000din – + 特典45分付き
(約21,000円)
※2024年1月時点

完全に忘れてたけど、そもそも右側通行も初めてだった…ちゃんと練習したいので5レッスンパックを申し込みました。
ていうか思ったよりお手頃でありがたい。

予約は先生と直接メッセージでやりとりして、レッスン時間になると教習車で自宅まで来てくれる…便利!!

運転講習1回目 – やる事多すぎ大パニック!!

さて、2024年1月末、緊張の初日がやってきました!!
講師のセルビア人お兄さん(とはいえ同い年くらい?)が家の前まで来てくれてご挨拶。
もちろんいきなり運転することはなく、ギアの説明、クラッチの説明、ウィンカーの位置(日本と逆です)など、基本操作についてレクチャーを受けます。

ていうか…
マニュアル車の運転って…

思ってたより10倍ムズイわ!!

まずエンジンかけられねえ…
クラッチの仕組みは説明されたけど全然意味わからねえ…

発進時はギア1にして、20km/hになったらすぐギア2だと?そこからスピードアップするたびにコロコロギア変えて?ギア変える旅のクラッチ踏むの?ちょうどいいところで反クラにするの?左ハンドルでウインカーが逆についてるから何度でも雨シールドと洗浄液でてきちゃうよ?他のドライバーとか歩行者のこと気にしながら全部いっきにやるの?嘘でしょ?絶対無理でしょ?いやいやいや無理だってば…!!!

これは助手席乗ってる時の写真です

ただのパニックです。
ひたすらパニックです。

初日はギア3まで実践しましたが、何度エンストしたことか…

もう一度言うと、パニックです。
が、幸いうちのアパートメントの周りは交通も人通りも少なくて練習にうってつけの立地でして、一応誰一人怪我をさせすに終えることができました。

90分経ったらもうヘトヘト…その日は何もできませんでした…生きててよかった…。

運転講習2~4回目 – 地獄のラウンドアバウト

魔界すぎるベオグラードのラウンドアバウト

そんなこんなで2回目、3回目も引き続きパニック状態でしたが、ほんとうにちょっとづつ、ちょーーーっとづつギア変更に慣れてきました。
相変わらず一度にやる事多すぎて車内でシャウトしまくりでしたが、講師の方が慣れた様子で教えてくれるので助かりました。

次に恐ろしかった…いや、今でも恐ろしいのがラウンドアバウト

Unsplash ‐Photo by Héctor Emilio Gonzalez

(手元に写真がなかったのでフリー素材ですが…)
基本ルールは以下らしいです。

★優先車両
ラウンドアバウト内を走ってる車
(入りたい車は、中にいる車が走り去った隙間に滑り込む)

★曲がれる先
一番遠くに行きたい人が一番奥?の車線にいく。

・ 右車線:右折または直進
・ 真ん中:直進または左折
・ 左側:左折または旋回

セルビアは上の画像のような3車線バージョンはほぼなくて、ほとんど1~2車線バージョン…とはいえ、これがマジでむずい!!
左からガンガン車が流れてくるし、優先無視してつっこんでくるヤツもいるし、内側の車線に居る時は右から来る車に注意しなきゃいけないし、曲がるよ!(あんたの目の前通るよ!)ってウインカーだしてるのに突っ込んでくるし、自分が悪いのにクラクション鳴らしまくるし…

しかもここはセルビア…ルール守らない人めっちゃ多い!!!!
さ・ら・に…

四方向の横断歩道には信号がないから、自分が右折する瞬間にチャリとか犬とか子供とかガンガン飛び出してきます。
やべえ…
そして実際によく事故ってるのを見かけます。
破損した車はもちろん、ぶつかったと思われるチャリが転がってるのを見たことも…怖すぎるって…

そしてみなさん…忘れてるかもしれませんが…

このラウンドアバウト低速走行&左折/右折を、ギアとクラッチ細かく操作しながらやるんですよ…

混雑時は停止と発進を繰り返す=ギア変更多数…まさに狂気の沙汰…

これくらいガラガラなら余裕なんですけどね…

私がレッスンを取ってたのは毎回平日の午後でめっちゃ混む時間だったので余計に大変でした。

ちなみにセルビアの教習システムってかなりフレキシブルで、講師のスケジュールが空いてる限り早朝から夜遅くまで対応してくれる。
朝7時でも普通に教習車をみかけるので、ここは日本より便利かもしれない。
ただ仕事としてはかなり神経使うし長時間労働らしく、「僕の同僚かなり辞めちゃったよ」と話してくれました…お疲れさまです涙

全レッスン終了 – セルビアで運転する私、爆誕!

セルビアの半分はほぼ平

そんなこんなでギリギリのまま第5回レッスン?となり、ついにMAXのギア5(時速80kmくらいで使うやつ)を使う局面がきました。
端的に言って死ぬかと思いました。

しかし、あんなにしんどかったギア操作も徐々に慣れてきて、混んでない道なら比較的落ち着いて運転できるまでに成長。

最後の特典45分レッスンで「他に練習しておきたいことある?」と言われたので、全然教わっていない坂道発進について聞いたところ

「この地域は坂がなさすぎて練習できないんだよね…」

で終わった…。
ああ、そうでした。私の住むノビサド周辺地域(ヴォイヴォディナ)は、北海道?ってレベルで平だった!!
ノビサドの南側にでっかい高原があるのを除いて、ほぼほぼ広大な平地。最後のレッスンは45分しかなくて遠くに行けない。
もうちょっと早くリクエストしてたら坂エリアまで連れてってくれたらしい…まぁそんな余裕なかったけどさ。

というわけで、とりあえず平地を運転できるスキルは身に着けられた。
まだ色々不安だし、セルビアの運転超荒いからハンドル握るの緊張するけど…

私はついに、心身ともにMT★AT女になったのでした!!

めでたい!!
みんな、応援ありがとう!

ボロボロバスの中でシュミレーション

そうそう、気になる方も居るかもしれない「右側通行は大丈夫?」の件ですが、私はセルビア移住後ずっと右側でバスやタクシーに乗っていたせいか、特に混乱しませんでした。ウインカーはたまに間違えるけど…逆に日本に帰った時が怖くて運転できなくなってしまった…逆走したら笑えない…。

とりあえずこれでマニュアルが運転できる!!※坂道発進はできねえ
レンタカーも安いほう(通常、オートマの方が高い)が借りられる!
マジで安全だけは気を付けて頑張るぞ!!
と思いながら教習コースを終えたのでした。

先生、ありがとうございました!

まとめ

道を豪快にふさぐのは、車よりも工事の方が大事だから。

というわけで、私のセルビア教習ストーリーはいかがでしたか?

日本でAT→MTに切替えるとそれなりにお金もかかるので、若干得した気もしなくもない…いや、日本の免許はATのままだから関係ないか。
みなさんもセルビアで免許を切り替える時は、思いがけないアップグレードがあるかもしれません。

今回も読んでいただきありがとうございました。
次回はいよいよ中古車探しに入ります!気長に待っててね★

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