滞在日:2024年10月8日~13日 5泊6日
ハンガリー旅行 1
セルビア第二の都市ノヴィ・サドからバスでブダペストへ!

はいおひさしぶりです!
半年以上前ですが、書かなきゃ前に進めない!ということで再びブログに戻ってきました。
今年に入ってからは仕事でバタバタしつつもマニュアル運転講習を受けたり、その足でMT中古車を買ったり、セルビア国内のドライブ旅行をしたり、もらい事故で車ちゃんが大破したり色々ありましたが、それは追々書くとして…
美しいハンガリーの首都、ブダペスト旅行記をお楽しみください!
前回の投稿はこちら
セルビア第二の都市ノヴィ・サドからブダペストへ!- Flix Busでチケット購入
私が住むノヴィサドからブダペストまでは300kmほど。
直線距離は近いのに、ボーダーコントロールの混雑状況によってかなり所要時間が変わってしまうのがネックです…(セルビアはEUじゃないんだYO)
イースターやクリスマスシーズンは10時間かかった…なんて話も聞きますね。恐ろしや…

ヨーロッパを陸路で旅する人なら必ずお世話になる格安バス会社、Flix Busでチケットを検索してみましょう!
オフシーズン&早めの予約ならなんと17ユーロ(3000円以下)でブダペストに行けてしまう!
ホリデーシーズンや直前予約だと30~50ユーロまで上がるけど、日本から旅行することを考えたら破格です…ありがたや…。
というわけで私と彼は、1人あたり50ユーロほどで往復チケットをゲットできました。
なにせ二人ともthriftyなもんで…
あらやだ、ついつい英語使っちゃったわ。ほら、私ってしゃべれる人じゃないですかぁ…(滅)
【バスのタイムテーブル】
◆ 往路
9:15 ノヴィ・サド バスターミナル (Novi Sad MAS)
↓
14:00 ブダペスト ネープリゲトバスターミナル (Budapest Népliget bus station)
◆復路
16:30 ブダペスト ネープリゲトバスターミナル (Budapest Népliget bus station)
↓
21:15 ノヴィ・サド バスターミナル (Novi Sad MAS)
(↑他の時間帯のバスもあるよ!)
でも、ちょっと待って!!
バス、大体遅れるから!!
マジでおくれるから!!
最低でもプラス1時間、念のため2~3時間見ておいた方が安心です!!
ボーダーコントロールの混雑で+6時間なんて可能性もあります。かなり余裕をもった工程を組んでおきましょう。
実際、私たちが帰ってくる時も「遅番の人が来ない」という理由でなんと2時間近く国境が稼働せず、3時間以上遅れてしまいました。

アプリのQRコードやスクショでも大丈夫ですが、国境近辺は電波が入らないこともあるのでE-チケットを印刷しておくと安心。
ノヴィ・サド 中央バスターミナル → ブダペストのバス移動

もう何度利用したかわからない、駅の隣にある中央バスターミナル。
このカウンターでターミナル入場券を買う必要があります。確か180ディナール(300円弱)くらい?
いつも何も考えずに払ってたけど、よく考えたらこのお金でトイレ整備しといてほしいわ…

↑はZlatiborというセルビアのリゾートエリア行き。色んなバスが入ってきます。
Peron(プラットフォーム/停車ホーム)エリアはギリギリ屋根付きで売店もありますが、完全に屋外。
早く行くと寒さ&暑さでつらいんですが、バスが来た瞬間に並べるよう待ってないと他の人に良い席を奪われるジレンマ…(席番号がない、あっても意味がないバスの方が多いのだ)

ノビサドは長距離バス始発駅の事が多いので最初はガラガラですが、途中の街でどんどん乗ってきて最後は満席…なんてことも。
ってか↑の放置されたゴミみたいなやつ何?

乗りました!!
かなり大きなバックパックでしたが、荷物エリアに預けず足元&頭上につめて乗車。
そしてこのバス、なぜか後方席の足元エリアが激セマなんです!!
反対に前方の席はかなりゆとりがあって、「なんでそういう設計にしたの?」って大声で聞きたくなる謎空間。

3時間後…無事にボーダーを越え、ハンガリーの高速道路上にある休憩エリアに停車。
ボーダーコントロールは比較的スムーズだったけど、それでも1時間くらいかかりました。バスは人数が多いので大変。

きれいでおしゃれな食堂がついていて、みんなご飯を食べ始める。
私たちはお弁当(サンドイッチ)を持ってきていたので、お茶だけ買ってケチり…節約しました。

30分も休憩時間があったので、ちょっと周囲を散策…といっても何もない…と思ってたらお馬さんがいました!!
お馬さんはとても賢く繊細な動物なので、遠くからご挨拶だけしてバスに戻りましたよ。

ということで、16時前にブダペスト到着!!
めっちゃ混んでる!

この日はかなり温かく、少し歩いたら汗だくになってしまいました。
人生初ハンガリー、オラ、ワクワクしちゃうぜ!←誰?
Airbnbで予約したアパートメントに到着!

5泊で236ユーロ(約39,000円) でした。
物価が安いと言われるブダペストも近年のインフレと観光客増加によりどんどん高くなっていて、↑はかなり破格なお値段。
何で安いかというと…エレベーターのない6階だから!
6月のKruševacもそうでしたが、エレベーターナシって安いんですよね。

マンションの中庭。お世辞にもキレイな建物とは言えませんが、古き良きヨーロッパの生活感があふれています。

エッホエッホと階段を上る。

え…ここ…?
っていうレベルのホラー感あふれる屋根裏 最上階!
今にも崩れそうな階段を上り、右側のドアの鍵を開けます。
バスターミナルから40分くらい歩いたし、荷物が重くてもうヘロヘロ。

中はこちら!!
キッチン付き、20畳くらいのワンルーム!最初は部屋が寒くて凍えたけど、ガスストーブを3時間くらい付けたらめっちゃあったかくなりました★
(このガスストーブ、いつ爆発する?みたいな超レトロな代物でしたが、なんとか爆発は免れました)屋根裏 …じゃなくて最上階なので明るいしプライバシーも保てるし、古い以外はかなり快適!

↑最終日のチェックアウト直前に撮った写真なのでちょっと散らかってますが、洗濯機もガスコンロも使えて自炊がはかどりました!
洗濯洗剤がなかったので、近くのお店でバラ売りを2個買いましたよ。
※私たちは基本貧乏 節約旅で安宿に泊まるので、洗剤、トイレットペーパーなどが超最低限…ていうかこれだけ??って量しか置いてない宿が多いです。
沢山用意しておくと持って帰っちゃう人もいるんだろうな。そもそもかなり安く宿泊させてもらってるので、足りないものはいつも現地調達しています。

ジェームズ・タレルを彷彿とさせる吹き抜け…ですが、見ての通りボロボロ。
こういうボロボロアパートはフランス旅行中も見かけたので、ハンガリーだからってわけでもなさそう。
まとめ

さて!ブダペスト旅ブログ1 はここまで!
ノヴィサドからの移動と宿の事しか書いてないけど、「そんな移動方法もあるのねー」って思ってもらえたら嬉しいです!
(ちょっとだけ、たいせつなおはなし)
本当は2026年までに、セルビアの首都ベオグラードからノヴィ・サドを通ってブダペストまで高速鉄道が走る予定でした。
セルビア人の誰もが「期限通りに実現するはずない」と疑っていた中、着々と工事が進んでいましたが…
2024年11月1日、第二の都市ノヴィ・サドの駅舎でキャノピー(張り出し屋根)が突然崩落し、16人もの命が奪われる事件が起きてしまったのです。
ここで「事件」と書いたのは、それが人災だった可能性があるから。
それ以来、セルビアの人たちは怒り、立ち上がり、「普通の社会」を目指して戦っています。
詳しい事は気になった方だけ調べていただければいいのですが、ノヴィ・サド駅は閉鎖されたまま、当然工事も進んでいません。
セルビアという国によほど大きな変化が起こり、市民がそれを認めない限り、駅が再開することはないでしょう。
私はたまたまここに住んでいる現地語もわかっていない外国人なので、セルビアの政治的事情について何か言える立場ではありません。
でも、偶然とはいえこのブログに立ち寄ってくださった皆様に、悲しい事故があったこと、市民が戦っている状況を伝えたい…と思って少し書いてみました。
重くなってしまってごめんなさい!
この部分は後で削除するかもしれません。
次回はいよいよブダペスト観光!!
楽しみにしていてください!!