滞在日:2024年6月15日~22日(途中 ヴルニャチカバーニャ&リバルスカバーニャ1日づつ)
セルビア国内旅 クルシェバツ 後編
キッチン付きアパートで食べたものと、ナチス強制収容所跡地
こんにちは!
今日は、クルシェバツの6日間の旅で食べたものをシェアしつつ、第二次世界大戦中にドイツ軍が占領していた頃のナチス強制収容所も紹介します。
前回の投稿はこちら
長期旅では自炊必須!限られた調理道具でごはん!
今回Booking.com で借りたアパートメントは、ワンルーム30㎡くらいのお部屋。
装備は以下のみ。
・ ミニ冷蔵庫(冷凍庫なし)
・コンロ1つ (電磁調理器)
・電気ケトル
・ペラペラのフライパン
・小鍋2つ
・ピーラー/包丁/木べら/最低限のカトラリー
+
市内の中国スーパーでお箸を買いました!
調味料は 塩と砂糖のみ。
厳しい!
初日に買ったものはこちら!
オイルがなかったので、セルビアでメジャーなひまわり油(200円くらい)、きゅうり、トマト、オリーブ、スープ、パスタ、玉子、ツナ、スープストック、ケチャップ、黒コショウ。
白いチーズはこちらの乳製品ショップで買いました。バルカンにはこういうミルクショップが沢山あって、安くて新鮮なチーズや卵が買えます!
私が大好きな牛さんのイラストがついてるところが多くて、通るたびにテンション上がってしまう。
英語通じないかな…とビビってカタコトすぎるセルビア語で臨もうとしたら普通に英語はなせるお姉さんだった。
なんか汚いですが、チーズが凄くおいしくて、オイルと塩だけでかなり良いサラダができました!
こちらもミルクショップ。牛さんの絵がかわいい。
たまたま見かけたミルク屋バン。ちゃんとおっぱいが描いてあるうえ、なぜか前足の前におっぱい出ててかわいい。
こちらはスーパーで売っていた「チェバピ」を焼いたもの。おいしかった!ファーストフードで焼いたチェバピも買えるけど、焼くだけでいい生ハンバーグを買う感覚。
こちらは肉のパテを使ったプリェスカビッツァ(Pljeskavica – セルビア式バーベキューハンバーガー)とジャガイモの油焼き。
本当はフライドポテトを作りたかったのにうまくいかなかった笑
写真は残ってないけどこの後エセ醤油を買って、パスタやチャーハン、唐揚げ、リゾットも作りました!
道具が揃ってなくて大変だったけど、かなり創意工夫する力がついたと思う!!
巨大マーケットがあると聞いて行ってみたらその日はやっておらず、ただの広大な駐車場だったところ。
空地の中に牛を運んだトラックが!
牛さーん!!と思って喜んだのもつかの間、気温35度以上の炎天下で身動き取れず詰め込まれてて悲しくなってしまった。
その市場エリアになぜかちらばりまくるトマト。
悪くなっちゃったから鳥にあげるつもりでばらまいたのかな??
超ローカルな穴場レストランで豪華ディナー&その他外食
私も彼も節約志向だし、自炊したほうがおいしいものをゆっくり食べられるので基本的にキッチンを使っていました。
が、せっかく旅してるんだから!ということで何度か外食。
中心広場にあるおしゃれカフェで朝ごはん。これは彼が注文したプレート。見事なほどに野菜ゼロ。
奥にある私のは…揚げパンに致死量のチョコスプレッドがついたやつ。もちろん食べきれなかった。
クリームたっぷりのコーヒーとセットでお会計は1800ディナール。チップをつけて2000ディナール(2700円)ほど。
こちらが、宿から1分のところにあった超ローカルなセルビア料理レストラン Etno Kuća MiN 2
Googlerレビューが「おいしい!」と「最悪」に二分されていてビビりながら入店しましたが、普通に全部おいしかったです。
時々セルビア音楽の生演奏もやってるっぽい。
真ん中:超巨大 ラム肉盛り700g+ベイクドポテト カイマック添え ←想像の4倍大きい
左:ポテトのチーズ乗せ ←暴力的なチーズの量 たしか400din?
右:きのこの肉詰め(Punijene pečirke) 300din ←値段に対して量が詐欺的に多い
ビール500mlと各種ジュースはなぜか一律300din
左手前は:ショプスカサラダ (Šopska Salata) 300din
…いや量!量よ!!
さすがに食べきれず持ち帰りました。
特に日本人は肉を消化する酵素が足りない気がする。凄くおいしいのに、ちょっと食べただけで胃がパンパンに。
お会計は3000din ちょっとだったと思います。この量でありえない安さ。
チップあげようとしたら店員さんが『???』って顔したので、本当に観光客がほとんど来ないみたい。
おいしくて大満足だったのでチップ多めにお支払いしました。
Googleの評価でめっちゃ低い星ついてるのは謎だな…
スーパーで見つけたローカルスナック達
アパートの敷地に突如として現れる巨大な穴。
夜は真っ暗になるので普通に落ちるしマジであぶない。
さて!ここからはローカルスナックをまとめてご紹介!
【最後に】クルシェバツ ナチス強制収容所
The Slobodište memorial complex – スロボディシュテ記念館は、第二次大戦中に占領してきたナチス・ドイツ軍)によって作られた強制収容所跡地です。ファシストからセルビアを守るために戦ったセルビア人やロマの人など、700人がこの地で殺されました。もちろん収容された人々の多くは一般市民。ナチスに歯向かったという”疑い”をかけられた人、その家族や近隣住民までもがまとめて連行され、殺されたそうです。
当時、セルビアにはナチスの侵攻を撃退するために戦うパルチザンという大きなグループがいましたが、東欧におけるアンチナチス活動へに対して「ドイツ人1人が殺されたら100人のセルビア人を殺す。ドイツ人1人がケガをしたら50人殺す」という報復が実際に行われていました。セルビアにとって見せしめになればいいので、殺す相手は誰でもよかったのです。
1部屋しかないとても小さなミュージアムですが、亡くなった方の写真や遺品が展示されています。
平日の朝8時~夜7時まで空いているので、是非行ってみてください。
記念館から広い公園を進むと、 ‘Solar Arch’ 別名 ‘Gate of Death’ =この地で亡くなった方が埋められていた丘に続くモニュメントにたどり着きます。
更に奥には墓地や、そのほかのモニュメントも見ることができます。私たちが行った週は6月の劇的に暑い時で、公園内を全てまわるのは断念しました。
※歴史記述について、公式サイトやWikipediaを参考にしています。間違ってたらごめんなさい。
また私は史実に対しできるだけニュートラルな立場でありたいと思っており、セルビアだけが被害者だと言うつもりはありません。
とてもしずかで平和な公園に、そんな歴史があったとは…セルビアにはほかにもいくつか強制収容所跡があります。
(近くの消防署に70年代ものとおもわれるレトロ消防車がかざられてました。かわいかった!)
さてさて、クルシェバツ旅のまとめ、いかがでしたでしょうか?
小さい街ながら観光できる場所が結構多くて、数日滞在するのにちょうどいいです!