滞在日: 2022年7月27日夜 〜 30日午後
ふああああああああああもうだいぶ前になっちゃいましたが、7月のバックパッカー旅もようやく終盤!いよいよセルビアへたどり着きました。
まず首都ベオグラードで3泊したのち、同じくセルビアのノビサドで一ヶ月過ごしたのですよ。まさかこのまま住むことになろうとは思っていませんでしたが*1、直前のパリと比べてかなり物価が安いこともあり、なんというかややホッとした気持ちで過ごせる感覚はありました。
前回訪れてから6年、かなり発展している様子のベオグラード。当時の記憶を頼りにお散歩してみたり、新たな開拓をしてみたり・・・のんびり過ごした様子をお届けします!
家なしバックパッカー旅も終盤!セルビア ベオグラード!
1週間過ごしたフランス、シャルル・ド・ゴールからKLMオランダ航空 de FLY!
ご多分にもれずやすーい飛行機をとっていたので、直行ではなくアムステルダム経由の乗継便でした。スキポール空港で5時間?くらいウロウロ。コロナの影響か一部お店が閉まってて若干時間を持て余してしまった・・・。あと物価高すぎてお茶するのもはばかられました。
日本の空港って、基本的にどこでもコンビニと同じ定価で売ってくれてるよね・・・あれが本当にありがたい。海外空港はそこでしか買えないのをいいことに平気で水1本500円するからね・・・。スニッカーズ300円とか・・・まぁ”とれるとこからとる商売“も、もう少し日本にあっていい気もするけど・・・。
なにやら名物っぽいカフェがありましたが、めちゃめちゃ混んでたし高そうだったしパス。嗚呼、貧乏旅ィィィ!ひとしきりウロウロした後、ラウンジで無事ご飯にありつけたので大満足。
ちいさめの飛行機は満席に近かったです。
そうそう!この夏ヨーロッパの空港はどこも大混乱で、フライトキャンセルや遅延、ロストバゲッジが頻発していたそうです。私の飛行機も1週間くらい前から「このフライトは搭乗者数を減らすことになりました」ってメールがきてめちゃくちゃ焦った(問合せしても全く返事なし)んだけど、なんか普通に乗れました・・・一体なんだったんだ・・・。
事前の座席指定にはお金がかかるけど、欧州内のフライトなんて1時間〜長くても2時間ほどだし、どの席でもいいやーと思っています。が、オンラインチェックインの受付開始と同時に手続きすると結構な割合で好きな席が予約できちゃう!今回も窓際できれいな夕日をみることができました。もう22時ですけど!
すみません、もう翌日の朝です!カフェにきてみました!
昨夜は深夜ベオグラード空港着だったので、予約していたタクシーで宿までたどり着きました。タクシーは相乗りでもう1組観光客を乗せたのですが、彼らが荷物トラブルで遅れたため30分くらい車内で待つことに。
運転手の若いお兄ちゃんがタバコを吸いまくりながら色々話してくれて、2年ほどモスクワに出稼ぎにいってたとか、昼間の仕事だけじゃ食べていけないので夜に運転手してるとか、地元に仕事がないからベオグラードにいるとか・・・。さらに、きみは結婚してるのか?子供はいるのか?どうして結婚しないんだ?日本はどういうところだ?とか聞かれて面白かった。
ちなみにセルビア、強盗などの凶悪犯罪の話はほとんど聞きません。殺人発生率はイギリスに続く111位。白タクにつかまると多少ぼったくってきますがそんな程度です。空港でも「白タクに注意!」って言って看板がたくさんあり、タクシー乗り場でも警備員がしっかりチェックしてくれてるのでかなり安心。
(だからって油断は禁物ですけど!)
今回の宿、Hostel White Town
ホステルといいつつドミトリールームはなく、1階に共用キッチンとリビング、サイズ違いの個室が4つ、共用バスルーム2つといったところ。もともと一軒家だったっぽい。
オーナーさん達フレンドリーでいい人だし、この値段でブーブー言ってられないので自分でガッツリ掃除しました!スッキリ!!
窓からは中庭がみえまして、朝ふと覗いてみると・・・
あっ
あああっ(惚)
昼間はブログ書いたりオンライン面接準備したりでお部屋で過ごし、夕方から散策開始!宿から中心地に向かって進んでみます。ちなみにめちゃくちゃ暑い。40度ちかい。めちゃくちゃ暑い。ほんとに暑い。
マップをお借りしてきました。ドナウ川とサヴァ川が交わる土地柄、歴史の中で常に争いの舞台になってきた街です。どうでもいいけどさいきん突然「地政学的に・・・」って言葉を見るようになったんですけど、流行ってます?昔からあった?
デパートっぽい建物が多いけど、なんなのかいまいちわからない。たぶんこれはオフィスかな。
共和国広場!
バスの種類がたくさんあって面白い。ドイツにもありそうなキレイなものから、ユーゴスラビア時代からのボロボロ車両も混在。↑の写真のタイプは結構古い。エアコンが効いてないからかドアあけっぱなしで爆走。
共和国広場に入った!名君ミハイロ・オブレノヴィッチ3世の像がある。
ここからは歩行者用メインストリートが続いていて、つきあたりにカラメグダン要塞があります。観光客が沢山いて、あちこちから英語がきこえてくる。ストリートミュージシャンもたくさん。
いぬ、ちっさい
なんかのイベント期間中っぽい旗がかかってるけど、なにしろ読めない。
建物の奥に中庭があって、そこもカフェになってたり。
犬めっちゃいっぱいいる。犬を同伴できないお店の前で待つ子。
暗くなってきた。ベオグラードは久々だし、夜の雰囲気がどうなのかわからないので宿に戻ります。
国会議事堂。
目の前でなにかの抗議活動が行われてるっぽい。言論の自由があることはいいことです。
スーパーの前でいぬがちょん
そうそう、6年前に泊まった素敵な宿は、コロナのせいでなくなってしまいました。なつかしくなってビル前まで来ちゃった。
当時、ワーホリでベルリンに来たばかりだった私。初めての旅行先がセルビアという謎のプランでしたが、なんとこのホステルには日本人3人、日本語ペラペラの外人1人(!)が同時に泊まっていたのです。日本人宿でもなんでもないのに・・・びっくりしたなぁ。うち1人は今も良い友人です。
さてまた翌日。
実はこのベオグラード旅、もともとブログにしないつもりだったのです。カメラも持ち歩かなかったし、写真が少ない。私の中で7月旅はパリが最終地、セルビアではゆっくりしつつ、次に向けた準備をしようと思っていたのでした。
いや、連日ほんとに暑すぎてバテてたのも正直あります・・・。
でも・・・
やっぱりいいところだから少しでも書くことにしたぜ!
カラメグダン要塞に向かっていましたが・・・暑すぎてムリでした。途中のカフェでジェラートとカプチーノをいただく。セルビアではなぜか、ホットの飲み物にもストローがつけられます。
日本で主流の深入りタイプと違い、若干うすめ&酸味強めのトルココーヒーメインなので正直あんまり私の好みじゃないんですが、まぁ仕方ない。ちなみに1杯250円強と激安。それでもド観光地なので割高で、ローカルカフェなら200円くらいかな。
エアコンきいてるし店員さん英語でめちゃ親切にしてくれるし、良いお店でした。
カラメグダン要塞パークに来ました。
ドナウ川とサヴァ側が交わるすぐ横、街の一番高い丘の上にあるのでとても見晴らしがよい。真ん中にある変な形のビルは絶賛建設中の高級マンションらしい。
要塞の大部分は無料開放されていて、市民の憩いの場になっています。ぐるっと外周をまわってみましょう。
日本の泉。日本からのセルビアインフラ支援に対してお礼としてつくってくれたそうです。
後から知ったのですが、東日本大震災の時にヨーロッパで一番多く寄付金を贈ってくれたのがセルビアなんだそうです!当時は今よりさらに収入の低い大変な国だったはずなのに・・・本当にありがとうございます。
川沿いにはボートクルーズ、バーやクラブなど、パリピ向けのお店がたくさんあります。夜もきれいだろうなぁ。
要塞カフェ(←ミス) 有料エリア入り口!!気になる・・・!
近くに要塞の一部を利用したカフェもあり、セルビア産ワインも飲めるらしい。
だれかいる・・・
でかっ!!
“1928年バルカン戦争、第一次大戦におけるオットマントルコやオーストリー・ハンガリー帝国への勝利を記念して建てられた「勝利者」の像 (日本セルビア教会)”
だそうです。日本人にはなじみのない「独立」という言葉。現地の人にとっては非常に重いものなのでしょう。
あれ、そんなことより・・・
指うつっとるやん・・・
え?これ指?だれかボウズのおっさんの頭?
今となってはわかりませんが、撮影センスのなさよ・・・。
いい景色。しかし本当に暑い。暑すぎる。ヒーヒーいいながら歩いてます。
有料ゾーンの中にはミリタリー博物館があり、本物の戦車や大砲がずらり。私は今回パスしたけど、次回ベオグラード行ったらみてみたい。
子供向け恐竜パークもありました。このカラメグダンパーク、奥の方には動物園もあって市民の一大レジャーパークとして親しまれてます。
暑すぎて限界なので宿に戻る途中で休憩。スーパーでフルーツ詰め合わせが200円しなかったのでベンチで堪能。6年前よりかなり物価が上がってますが、野菜や果物は日本と比べたらめちゃめちゃ安い。いや、日本が高すぎるのか・・・。
この後は宿に戻ってオンライン英会話講師のプロフィール登録をしたり、ブログを書いたり、他のオンラインジョブを探したりして過ごしました。部屋にはエアコンがなく夜めちゃ暑いので窓をあけておいたのですが、蚊が・・・蚊がすごくて・・・つらかったなぁ・・・こっちって網戸ないんだもんなぁ・・・。
また隣の部屋にはなぜかエアコンがあり、その室外機が私の部屋の窓にあるという謎の構造。ブーンという音がなかなかうるさかったわ・・・まぁ、いいんだ。安いからいいんだよ。面白い経験だったよ。
さて3泊を終えてあっという間に最終日。荷造りを終えていったんチェックアウトしました。
セルビア犬ちゃんかわいかったのでパチリ。なかなかの猛暑なのに、セルビアではあちこち普通に犬が連れ回されてます。みんな熱中症とか大丈夫なのかな・・・。
宿の近くに看板すらないプレスカビッツァ(セルビア風ハンバーガー)のテイクアウト店があったので買ってみる。「プレスカビッツァはハンバーガーじゃないぞ!」って書いてるサイトもありましたが、店のメニュー表(手書き)にはHumberger の文字・・・。
ただ、それ以外は一切英語が書いて無かったのでドキドキしながら指差しで注文しました。店主のおじさま、英語全然話せなかったけどすごく優しく対応してくれて嬉しかった・・・。
チェックアウトはしたもののリビングは使っていいと言われたので、宿に持っていって早速いただきます。
・・・
いや、デカッッッ
両手で包んでもあふれるくらいの巨大さ。おいしかったけど食べきれなかったぁぁぁ。
さぁ、最後の最後の目的地であるノビサドに向かう!
写真が残って無くてだいぶはしょりましたが、宿を出るタイミングでどしゃぶりの雨が降ってしまいタクシーがまったくつかまらず・・・。しかたなくベオグラード中央駅まで歩いたのですが、なんと徒歩で50分くらいかかっちゃいました。Googleで徒歩40分って書いてあったけど、重いバックパック持って坂道登ってたらそうなるわな・・・。予約してた電車に乗れず、途中のカフェで休憩しながらなんとかたどり着きました。
↑の写真は今年開通したばかりのピカピカ特急電車!ノビサドまでたったの36分でいけちゃいます。チケットはなんと380ディナール(約420円)と格安!WEBでかんたんに予約できて便利です。
さて。
かなりさくっとしたブログになっちゃいましたが、読んでいただきありがとうございました。
ベオグラードはまた涼しくなったら訪れる予定なので、交通事情などもまとめて書いていきたい。
ありがとうございました!